仕事

ケアマネージャーの仕事アドバイス①「入浴について」

ケアマネージャーの仕事を始めてから

12年が経過しました。その間に東日本

大震災や現在進行中のコロナウイルス

騒動を体験した中で、ケアマネージャー

の仕事を続けるためのコツについて

実体験も踏まえて解説します。

入浴を拒否する高齢者の対応について

高齢者の家族からの相談事で多いのが

「風呂に入れてあげたい」というもの。

清潔な生活を送らせてあげたい、という

家族の思いが伝わってきます。で、本人

に聞くと「いや、入らなくても死なない」

とにべもなく断られます。

一生懸命なケアマネージャーは

「どちらの意向もかなえてあげたい」と

家族が望む回数の通所サービスを組み、

高齢者をなだめすかして利用日当日には

通所施設まで付き添い、本人が拒否する

ものなら通所の職員と一緒に本人を説得

して入浴までこぎつける・・。

価値観の違いを自覚しよう

なせこのようなやり取りになるか、それは

それぞれの習慣の違いからくる思い込み

です。高齢者の中には昔から入浴の習慣が

多くて1日おき、少ない場合は週1回、と

いう方もいるかもしれません。現在のよう

に入浴環境が整い、毎日入るのが当たり前

な家族やケアマネージャーにとって、

その習慣はおかしい、認知症でただ単に

拒否しているだけ、と思い込んでしまい

ます。高齢者当人にとっては、自分の

習慣で入浴したいだけなのです。

情報収集は大事

家族から入浴の希望があり、本人が認知症

などで入浴を拒否する可能性がある場合は

事前に入浴時ていた日時を聞き出し、

同じ時間帯に合わせて入浴できるように

する方法があります。最低でも曜日を

一緒にできれば本人に入浴を伝えやすく

なります。また、高齢者本人に入浴しな

ければならない理由を自覚させる声掛け

を行うのも効果的です。例えば、病院を

受診する、大事なお客さんの〇〇さんが

来るなど、大体本人の見栄に訴えるような

声掛けが本人が拒否せず入浴につなげる

事ができています。ですから、事前に

しっかり情報を収集して事業所に

繋げるのが大切です。

入浴後のアフターケアも

入浴後は疲労している事も多いため、

できるだけ楽な姿勢になるように

促せば、本人も気分がよくなります。

ぜひ試してみてください。

おわりに

ケアマネージャーが消耗しないためには

本人の意向をないがしろにせず。家族との

意向が違う場合は妥協点を見つけ出す事

です。家族の入浴の意向に逆らわず、

本人の意向も尊重するためには、ある程度

家族にも我慢してもらう事を了承してもら

う事です。そのために本人の情報はできる

だけ細かく聞いておく必要があります。

 

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