ロードバイクのある生活

【ロードバイク】ロードレース小噺 マイヨ・アルカンシエルの呪い【都市伝説】

UCIが開催する自転車競技の世界選手権で

優勝した選手に与えられるジャージ、

「マイヨ・アルカンシエル」。

アルカンシエルはフランス語の「虹」を

表す言葉で、七色のラインが入った

ジャージは選手たちの憧れでもあります。

しかし、そのジャージには「そのジャージを

纏う者には試練を与える」という呪いが

かけられているのをご存知でしょうか?

アルカンシエルの呪い

マイヨ・アルカンシエルを獲得した選手は

その後選手生命を左右する大怪我やレースの

運から見放されたり、身内の不幸に見舞われ、

選手として大成できない、とまことしやかに

言われています。

これが「アルカンシエルの呪い」です。

1965年に世界チャンピオンとなった

トム・シンプソンは1967年のツール・ド・

フランス第13ステージのモンヴァントウで

亡くなっています。

リュク・ルブランは1994年に世界選手権を

獲ったものの、翌年チームが破産して

シーズン大半を棒に振り、その後の成績も

振るわずに1998年に引退しています。

ローラン・ブロシャールは1997年にマイヨ

アルカンシエルを獲得していますが、翌年

1998年に大規模なドーピング事件の当事者と

なり、6か月の出場停止処分を課され、その後

契約を打ち切られました。(1998年の世界

チャンピオンのオスカル・カーメンツィント

も後年にドーピングで現役を引退している)

その他、グレッグ・レモン(83.89年制覇)は

友人と狩猟中に散弾銃で誤射されたり、

ランス・アームストロング(93年制覇)は

ツール・ド・フランスを7度制覇するものの

ドーピングにより優勝をはく奪されたり

しています。

最近では史上初の3年連続世界チャンピオンの

ペテル・サガンは自身のコロナ感染で、

2022年は一度もレースに出場できていません。

2020年と21年と連覇を果たしたジュリアン

アラフィリップはゴール前で勝利を確信して

ガッツポーズをした瞬間に後ろから来た

選手に追い越されたり、落車に巻き込まれる

事が多く、先日開催されたリエージュ・

バストーニュ・リエージュでも落車に

巻き込まれて複数の骨折と肺の損傷で、

長期離脱を余儀なくされています。

呪いといっても都市伝説のレベル

世界選手権は87回開催されており(第二次

世界大戦間の中止もありますが)その中の

数人が数奇な運命をたどったため、その

特異性が独り歩きしたのがアルカンシエルの

呪いと言えます。

実際に世界チャンピオンを3回獲得した

エディ・メルクスはその後もグラン

ツールで輝かしい実績を残していますし、

前述のグレッグ・レモンは誤射事故の後に

ツール・ド・フランスと世界選手権を

制しています。自転車ロードレースは

長い歴史があるため、こういった都市伝説

が生まれたのでしょう。

おわりに

その国、地域の人気スポーツであるほど、

このような都市伝説が生まれてきます。

日本でもプロ野球の都市伝説があり、

千葉ロッテが自チーム選手の応援弁当を

企画販売したら、その選手が低迷したり

引退、トレードされたりして、選手の

方から応援弁当を断った、交流戦時に

相手側の応援弁当を販売したら、

そのチームは0対26の歴史的大敗を

喫したり、交流戦でセ・リーグの

対戦相手のウエルカム弁当を4種類

発売したら、ロッテはその4球団に

勝ち越した、という「弁当の呪い」が

あるそうです。

都市伝説が生まれる、という事はその

スポーツが愛されている証拠なのでは

ないでしょうか。

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