ロードバイクのある生活

【ロードバイク】ツール・ド・フランス全行程を単独、ノーサポートで走った偉大な人がいる【The Alt Tour】

2021年のツール・ド・フランス、真の

勝者が一足早くパリ・シャンゼリゼに

ゴールし、祝杯をあげています。

ツール・ド・フランス全行程をサポート無しで走る「The Alt Tour」

初期のツール・ド・フランスは選手への

サポート禁止(交換部品は持参、修理は

自分で行わなければならず、食事は

道端のカフェで、睡眠は野宿)個人での

参加のみ認められていました。

画像の選手の様にタイヤを体に巻き付け

走り、パンクしたら交換、工具も持参し

落車して曲がったフレームも叩いて

伸ばして走っていました。

(チーム参加が認められたのは第9回大会から)

第1回大会は全6ステージ、全走行距離は

2428kmと、1ステージ平均400kmを走ると

いう過酷なレースでした。

今回、EFエデュケーション・Nippoの

ラクラン・モートンは発展途上国の

交通手段を必要とする人々に自転車を

提供する慈善団体「World Bicycle Relief」

の運動に賛同し、古き良き時代のツールの

足跡、「単独走、他者のサポートなし、

補給、修理、宿泊、食事、治療はすべて1人

で行う」を掲げ、実際にレースを走って

いる選手たちより先にゴールのパリに

到着する「The Alt Tour」を通じて寄付を

募る事にしました。

各ステージ間の移動も自走。走行距離は5,510km!

通常のツール・ド・フランスは各ステージが

繋がっていません。前日ゴールした地点から

翌日スタートではなく、車や飛行機で次の

スタート地点に向かいます。

「alt tour」はこのステージ間の移動も

全て自走するので、総走行距離は5,510km

獲得標高は65,550mに及びます。

テントからジャージまですべて全部自転車とバッグに詰め込んで走る

(The Alt Tour HPより転載)

チームによるサポートを受けず、単独走で

走るため、寝具から予備パーツまですべて

持って行く必要があります。

そのため、サドルバッグのほか、ハンドル

フレームにもバッグを取り付けています。

バッグの中身は以下の通り。

  • 寝袋用マットレス

  • 寝袋

  • ビビィサック(1人用テント)

  • キャンプ用ポット

  • ガスバーナー

  • リザーバーバッグ(バッグ型の水筒)

  • モバイルバッテリー

  • 予備のライト

  • 予備のジャージ類

  • 予備のチューブとタイヤ

トラブルの連続でも走り続けた

ツール・ド・フランスがスタートした

同じ時期にモートンは走り始めました。

選手たちがパリに到着する前にゴール

する為、昼夜兼行で走り続けた結果、

膝は悲鳴をあげ、足にはマメができて

彼を激痛が襲います。

(The Alt Tour HPより転載)

彼はそれに対して負担のかかるサイクル

シューズを捨ててビルケンシュトックの

サンダル(画像を確認するとEVA素材の

アリゾナと思われる)に履き替え、

ペダルもフラットペダルに交換して

走り続けました。

(The Alt Tour HPより転載)

食事も自炊か、コース沿いのレストラン、

パン屋でフランスパンやケーキを買い込み

食べながら走ります。

(The Alt Tour HPより転載)

当然パンクも自分で修理します。

7月13日午前5時30分 パリ・シャンゼリゼ到着

延べ18日間、220時間の走行時間、

総走行距離5,510km、獲得標高65,500m

彼の長い旅はシャンゼリゼ通りを周回

して無事終了しました。

https://twitter.com/EFprocycling/status/1414795141831970817

彼の走りが359,501ポンドの寄付金を

World Bicycle Reliefにもたらしており、

この寄付金で3,000人以上の生活が

一変することになります。

おわりに

栄誉を求めて走ったわけではないのは

分かりますが、UCIやASOはこの人を

3賞ジャージと一緒に表彰台で祝福して

あげるくらいやってもいいでしょう。

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