ロードバイクにはシティサイクルと違いカゴがついていません。空気抵抗や重量を減らして速く走るために不要だからです。
そこで急なトラブルに対応するために必要な道具や防寒具などを収納するために使用するのが空気抵抗にならないサドル下に取り付けるサドルバッグです。
サドルバッグには収納力や固定方法、防水の有無など様々な種類があります。
今回の記事ではロードバイクのサドルバッグの機能や使用目的に応じたオススメのサドルバッグを紹介します。
サドルバッグにはトラブルに対処する道具を入れる
ロードバイクでライド中にパンクやネジのゆるみ、チェーン切れなどのトラブルが起こった場合、そばに修理できるお店がない場合は自分で対応しなければなりません。
パンク修理キットや携帯用ドライバー、チェーンカッターなどは小さく軽量化されていますが、ジャージのポケットに入れるには大きいですし、ポケットの中で動くと腰回りの不快感さにつながります。
またジャージのポケットには補給食やサイフ、スマホなどすぐ取り出して使えるモノを入れておくべきです。
サドルバッグの特徴と選ぶポイント
サドルバッグには様々な種類や特徴があり、選ぶときに迷うかもしれません。その時には以下の3つのポイントを参考にしてください。
収納力
最低限の修理用具(チューブや携帯ポンプのみ)に対応する極小サイズやサイフやモバイルバッテリーも収納可能なタイプ、キャンプツーリングに使うギアを収納できる特大サイズもあります。
防水(撥水)力
急な雨や路面からの水はねから中の荷物を守るためにある程度の防水(撥水)力は必要です。
完全防水であればスマホなども急な雨から守ることができます。
着脱のしやすや
サドルバッグにはサドルのレールにアタッチメントを装着し、サドルバッグをスライドさせて取り付けるワンタッチ着脱タイプとマジックテープで固定するベルクロタイプがあります。
ワンタッチ着脱タイプのサドルバッグ
極小~中程度の収納力のあるサドルバッグに用いられる事が多いです。
理由は重いものを入れようとすると重量にアタッチメント部が耐えられず脱落の可能性があるためです。
またこのタイプは、サドルのレール形状やサドルの位置次第でシートポストに干渉して取り付けが困難な場合があるので注意が必要です。
ベルクロタイプ
サドルのレールとシートポストの2点で固定します。重量のある荷物を入れたサドルバッグを脱落の心配なく固定できます。
以上の点を踏まえて、次はおすすめのサドルバッグを収納量別に紹介します。
おすすめサドルバッグ(収納量 小)
オルトリーブ(ORTLIEB) マイクロ2/0.8L F9671 スレート/ブラックドイツの鞄メーカーが製作しているサドルバッグ。最小のマイクロから最大のLサイズまで完全防水仕様。
最小サイズでもチューブや携帯ポンプ、CO2ボンベとインフレーター、携帯工具を入れてまだ余裕があるキャパシティの広さを誇る。
Panaracer(パナレーサー) 防水仕様オリジナルサドルバッグ Lサイズ BA-SDB-L-B Lチャックで開閉するタイプ。予備チューブとタイヤレバー、携帯ポンプが収納可能。ベルクロをサドルのレールに通して固定するタイプ。
TOPEAK(トピーク) Aero Wedge Pack (Strap Mount) Sサイズ ブラック BAG21901荷物が脱落し難い縦開き「ストラップマウント」(ストラップをサドルレールに回しバックルで止める)着脱システムのサドルバッグ。スポーティーなエアロシェイプも人気。
レザイン(LEZYNE) サドルバッグ マイクロキャディ レッド×ブラック Sサイズ 0.23L 真のサイクリストが求めるアメリカトップブランド 【日本正規品/2年間保証】ワンタッチで取り外し可能なクイックリリースを採用した新作サドルバッグ QRマウントシステムでシートレールに取り付けるコンパクトでエアロ形のサドルバッグ。 整理しやすい名前付きの内部ポケット付き。防水ジッパーを採用、反射材入りのロゴと縁取りがライダーを良く見えるようにしている。 2サイズ(SとM)展開。
おすすめサドルバッグ(中~大)
オルトリーブ(ORTLIEB) サドルバッグ2/1.6L F9411 スレート/ブラック上で紹介したオルトリーブのサドルバッグのMサイズ。1.6Lながらかなりの収納力があり、携帯工具から雨具まで収納してまだ余裕がある。この上にLサイズ(4.1L)もある。
GORIX(ゴリックス) 防水 サドルバッグ [大容量・収納袋取り外し・差し込み式] 雨対策 大型収納 GX-67702工具や着替えやタオル等のかさばるアイテムも収納可能。荷物を背負う事無く車体に収納できるので、荷物を預けなくても、旅行・ロングライド・ブルベに活用できる。
シートポストとサドルで本体サドルバッグを固定し、中身は取り外せる収納袋タイプ。
少ない荷物で移動する場合は収納袋をまとめてコンパクトに持ち運べ、一度設置すれば収納袋だけ簡単に取り外せるので自宅で荷物の用意をしたり、大切な荷物を持ってホテルや店内に移動できます。
雨の日も安心の防水仕様。突然のゲリラ豪雨や天候の変わる山の走行にオススメです。
5~11Lまで容量が調節可能で、ちょっとしたツーリングから本格的な耐久レースまで使用可能。リフレクター&ライトアタッチメント付き。
大きくかさばる衣類等を入れるのに最適です。また、バンジーコード付きで、拡張性があります。防水素材を使用しており、浸水の心配がありません。
容量は約8Lと大きめのサドルバッグ。垂れ下がらない3点固定, センタージップで荷室に簡単アクセス, 薄型構造でタイヤとの推奨クリアランス(10cm)を確保, 底面とバッグ先端のボードで型崩れ防止など、遠距離のキャンプツーリングにも最適。
まとめ:サドルバッグにかぎり、大は小を兼ねない
大きいサドルバッグを使えば荷物も多めに持ち運ぶことができますが、重量のバランスは悪くなります。また見た目もよくはありません。しっかり自分のロードバイクにあった用途での使用ができるよう、最適なサイズのサドルバッグを選ぶようにしましょう!
ありがとうございました!