「ガチ勢」とは、ゲームに対して過剰に
入れ込んでいる人や、やり込みプレイヤーを
指す言葉です。ロードバイクのレースを
バーチャルで体験でき、トレーニングも
できるバーチャルトレーニングアプリ
「Zwift」にもガチ勢がいます。海外の
情報誌「VeroNews」の記事を引用して
紹介します。
「マット・ガーディナー氏」Zwiftのレーシングチーム「Saris|No Pinz」創設者の場合
幼少期から運動よりもゲームが大好きで
コールオブデューティやヘイローといった
FPSゲームに青春を費やしていた彼は、
2012年からトライアスロンをはじめ、大学
卒業後に公認会計士の資格を取る為にすべて
を捧げます。公認会計士に合格した後、
その反動でハーフアイアンマンレースに
参加していました。ところが、自転車で
鎖骨を骨折してしまい、レースから
遠ざかります。そんな彼に友人が
「バーチャルでレースやトレーニングが
できる」とZwiftを勧めたところ、彼は
ドはまりしてしまいます。
彼は公認会計士として働きながら一児の
父として子育てと仕事とZwiftを両立させて
いるのです。
(公式HPより転載)
午前3時から4時にZwiftをこなす
フルタイムワーカーの公認会計士として
働く彼は、まだ日が昇らない午前3時頃
から地下室にセッティングしている
ロードバイクにまたがります。
そのトレーニングルームには、強力な
扇風機が2つと湿度計、温度計があり、
激しいトレーニングで脱水状態に
ならないようにしています。
Zwift内のアイテム使用などを手元で行うBluetoothスイッチをハンドルに設置
Zwiftのレースでは、様々なパワーアップ
アイテムが使用できますが、それらを
使用するためにはどうしてもハンドルから
手を離さなくてはいけません。しかし、
彼は「TITAN LAB」のKommanderという
Bluetooth対応のスイッチをハンドルに設置
しています。Di2のスプリンタースイッチの
ようにハンドルを握ったままでアイテムを
使用できるようにしています。わずかな
操作の手間を惜しむガチ勢ならではの
装備です。
パワーメーターは2つ装着。
彼はパワーメーターを2つロードバイクに
装備しています。クランクにはドイツの
「SRM」を、ペダルにはファベロASSIOMA
を使用しています。1つを検証用のメーター
として使うとの事です。
氷嚢を背中に背負えるビブタイツ「Sub zero Shorts」
火照った身体を効率よく冷やす為、背中に
氷嚢を入れる事ができるポケットがついた
ビブタイツを使用しています。
(公式HPより転載)
これは「nopinz」というメーカーが作成
しており、背中と腰に専用の氷嚢を入れる
ポケットがあります。外と違い、風で
体が冷えないので、オーバーヒートしない
対策が必要との事です。
ガチ勢は予想以上にすごかった
フルタイムで働きながら家族も大事にしつつ
夜が明ける前にしっかり乗り込むという、
なんだかんだと言い訳して乗らない私が
恥ずかしいガチな方です。本人の努力も
さるものながら、環境もやっぱり大事だな
と思った次第です。