ローラー練習の永遠の悩み「騒音問題」。
今回、ローラー台から発生する振動を
どうにか抑えようと、あるものを導入
する事にしました。
現在のローラー環境は以下の通り
私が現在使用しているローラー台は
グロータックの4本ローラー
「GT-ROLLER Q1.1」です。
ZWIFT等のバーチャルトレーニング
アプリ内でペダリングパワーを
正確に反映させ、勾配変化にも対応
できるようにスマートトレーナー化
しています。
ローラー台を置いている部屋は
奥さんが寝ている主寝室の隣に
あり、ウォークインクローゼットで
遮られている間取りです。
部屋は一戸建ての2階にあり、
ローラーが置いてある部屋の
真下はリビングダイニングに
なっています。
耳障りな騒音の原因は2つ
騒音の原因は主に「空気伝播音」と
固体伝播音の2種類があります。
空気伝播音は、話し声やテレビの音
楽器の音色など空気を振動させて
伝わる音、固体伝播音は椅子を引く音や
足音、ドアの開け閉め、ピアノやドラムの
ように床に接地する楽器などの床や壁の
振動で伝わる音になります。
やっかいなのは振動による固体伝播音
空気伝播音は空気を介して伝わる為、空気を
遮断しすき間をふさいだり防音材をプラス
する事で低減できますが、固体伝播音は
振動が壁や床、天井などを介して家全体に
伝わる為、振動元の部屋から遠く離れた
場所まで伝わってしまいます。
私の部屋は2階にあり、階下や隣の部屋に
騒音が伝わらない様に固体伝播音の対策を
行う必要があります。
床への振動をできるだけカットする
固体音を防ぐには、音の発生源に振動を
吸収緩和できる素材で建物の構造体に
伝わらないようにする方法が有効との
ことなので、まずは子供部屋に敷いて
あったジョイントマットを敷きます。
これでローラー台からの振動が床に
直に伝わらない様にしました。
次に、ジョイントマットの上に、
コンパネを2枚重ねにして接着した
板を載せます。ローラー台の足が
自転車をセットした時に沈み込んで
傾くのを防ぐためと、より振動が
床に伝わりにくくするためです。
ローラー台を板の上に置きますが、
その間にエアコンの室外機に使う
防振ゴムをはさみました。コメリで
販売している防振ゴムで、サイズは
300×300×10mm。お値段は
税込1,780円です。
ローラー台本体にも加工
スピーカーなどの音響機器に使用する
鉛板シートをローラー台本体に貼って
いきます。50mm幅で長さ1mあり、
お値段は968円です。これもコメリで
購入しています。
鉛は柔らかく加工しやすい素材で、金属
密度も高いため、昔から飛行機の機体
振動を抑える用途に使用されているとの
事。これを後輪が乗るローラーの周辺に
貼っていきます。購入した鉛板シートは
裏面にシール加工がされているので、
簡単に貼る事ができます。
裏面にも貼りました。
数値的な結果は分からないが、奥さんにはおおむね高評価
何も対策していない時は、階下の
リビングにいると「洗濯機の脱水の
時のような音」が聞こえていたとの
事ですが、対策後はそのような音は
聞こえないそうです。ローラー練習を
するのは奥さんや子供が寝ている時
(午後9時以降か午前5時ごろ)ですが
寝ている時はローラー台の音は全く
気にならないそうです。起きた後に、
ギアチェンジの音やタイヤの擦れる
「キュッキュ」という音はかすかに
聞こえて「ああ、自転車漕いでるな」と
分かるそうです。
おわりに
グロータックからもローラー台の振動を
抑える為の「ブルカット3」という商品が
販売されています。お値段は1個1430円
(税130円)で、4本ローラーだと8個
必要になります。できるだけ出費を
抑えるために今回はホームセンターで
購入できる商品でDIYしました。
参考になれば幸いです。