ロードバイクのある生活

【ロードバイク】晩秋の夜長に、ロードバイクの出る映画 第二弾【プライムビデオ】

前回はロードバイクが登場するアニメを

紹介しましたが、今回は2017年に公開

された映画「疾風 スプリンター」を

紹介します。

スプリンターとは?

題名になっているスプリンターとは

ゴール数百メートル手前からスパートを

かけて優勝争いを行うタイプの選手の事を

言います。瞬間的な爆発力が求められるため、

一般的には大柄でがっしりした体格の選手が

多く、そのスピードはプロともなれば

瞬間的に70~80 km/hに達するほどです。

コース中間のポイント設置地点やゴール手前

での高速スプリント勝負では絶対的な強さを

発揮します。 その反面、重力に逆らって

走らなくてはいけない上りは、筋肉量が

あるスプリンターは苦手としている選手が

多いです。

マリオ・チポリーニ(ジロ・デ・イタリアの通算最多勝記録保持者(42勝)

平地やスプリントでは圧倒的な実力を発揮する一方で、登りを苦手としており、ツール・ド・フランスでは、アルプスやピレネーなどの山岳ステージに入る前にアシスト選手と共にさっさとリタイアしてイタリアに帰るのが恒例で、一度も完走していない~Wikipediaより引用~

短い距離を一気に加速するのは競輪選手と

同じと思われがちですが、単純な瞬発力だけ

ではなく、200km以上走り続けた後でも

スプリントをこなせるだけの持久力、

ゴール前で勝ちを狙ってダンゴになりながら

7~80kmで走る選手たちの、わずか数十cm

の間隙をぬって一気に抜け出すコントロール力

が求められます。通常、瞬発力と持久力は相反

する能力であり、それが同時に要求されるため

努力より才能に左右される、と言われます。

映画を見ればロードレースに関するすべてが分かる

映画のあらすじは以下の通り(公式HPより)

“チーム・レディエント”は、チョン・ジウォン(チェ・シウォン)をエースとする自転車ロードレースチームの強豪だ。そこへ、アシストとして所属することになったチウ・ミン(エディ・ポン)とティエン(ショーン・ドウ)。互いにエースの座を目標に切磋琢磨しながら、アシストとして力を発揮し、同時に友情も深めていった。そして、ジウォン、ミン、ティエンの3人は、レディエントを引っ張る主力選手として力を合わせ、ライバルの“チーム・ファントム”の妨害にひるむことなく、台湾各地で連戦を繰り広げていた。そんななか、“チーム・レディエント”は、資金難で運営が立ち行かなくなる。そのため、ジウォン、ミン、ティエンの3人はそれぞれ別のチームに所属することとなり、エースとして競い合うことになるのだが…。

主役の3人のプロロード選手が、互いに協力

しあい、時には反目しながら目指すものに

突き進んでいくのですが、その中で自転車

ロードレースがどのようなレースなのか、

ロードレースに関するほとんどすべてが

登場人物から語られています。

エースやアシストの関係や脚質のちがい、

スポンサーの意向に左右されるチーム運営

レース中のトイレのやり方など・・。

映画の流れに沿って、映像とともに要素の

説明や解説が加わるので、自転車ロード

レースがどんな要素で構成されて、

どのような点に注目すれば面白いか、

何が魅力なのかが、完璧に説明できる作品

となっています。また舞台になっているのは

台湾の高雄市で、劇中のレースも道路を完全に

封鎖するなど全面協力しています。

落車の場面がリアルすぎるのは監督のポリシー

監督であるダンテ・ラムは香港の映画監督で

本人もロードバイクに乗るサイクリストです。

この監督の映画はアクションが激しくケガ人

が出るのが当たり前、と言われています。

今回の映画でもそれは遺憾なく発揮されており

落車のシーンが至るところであります。

どの俳優もアクシデントを経験した。彼らの体の傷跡、この映画のためにできた勲章は一生消えない。エディ・ポンは尻全体を負傷。ショーン・ドウはひざ、チェ・シウォンの腕も傷だらけだ。長年アクション映画を撮ってきたが、今回ほど大勢の負傷者が出たことはない。撮影全体での負傷者数は80人。そのうち骨折が5~6人。本当に危険すぎて、こうしたリスクはどんなに安全策を講じても避けられない。実際の自転車レース自体が、常にそうした事故と隣り合わせだからね。~公式HPより 監督インタビュー~

DVD、Amazon Prime Videoで視聴可能

今作の映画公開は終了していますが、

DVDがリリースされています。

疾風スプリンター

また、Amazonのプライム会員なら

Prime Videoで無料視聴ができます。

無料体験もできますので、試しに

登録してみて観るのもいいでしょう。

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