自転車競技、というとロードレースや
マウンテンバイクのダウンヒルなどを
思い浮かべますが、一般人の斜め上を
いく自転車競技があります。
サイクルサッカー!!
英語だと「Cycle Ball」と言い、文字通り
自転車を使ったサッカーです。
一般的なサッカーと違うのは以下の点
- 室内で行う
- 1チーム2名で明確なポジションはなし
- 自陣のペナルティーエリアに前後輪が入っていればどちらも手を使ってゴールを守ってもOK
サイクルサッカー独自のルールとしては
以下の点があります。
- 手はハンドル、足はペダルから離してプレーしてはいけない
- 自陣のペナルティーエリアに2人同時に入ってはいけない
- 転倒または足がペダルから離れて床に着くと、落車と見なされ、プレーを続けると反則。
- 試合時間は14分(前半7分、後半7分)。ハーフタイムは2分。
使用する自転車も特殊な作りと
なっています。
(日本室内自転車競技連盟HPより)
特徴的なのは角のようにそそり立った
ハンドルですが、これは360度回転し
素早いターンや鋭いシュートを打つ為の
設計です。ブレーキは無く、固定ギア
なので、後ろにこげばバックもできます。
サドル位置も後方に重心を移動しやすい
ようにシートポストが上ではなく、リア
タイヤ側に伸びているのが特徴です。
意外に古いサイクルサッカーの歴史
サイクルサッカーの歴史は古く、1891年の
イギリスで考案されたサイクル・ポロが
1918年頃ヨーロッパでサッカーボールを
使用してのサイクルボール競技へと
発展したそうです。その後、天候に左右
されず、より機敏な自転車操舵が可能な
屋内でのサイクルサッカーへと変遷して
いきます。1930年には、UCIの公式競技と
なり、 その年に第1回世界選手権大会が
ドイツのライプチヒで開催され現在に
至っています。日本では1957年に競技が
紹介され、1969年に全日本選手権が開催
されています。
おわりに
今回紹介しきれませんでしたが自転車で
ポロをするサイクル・ポロ、自転車の
上で体操競技のような演技をして
完成度を競うサイクルフィギュアと
いう競技もあります。機会があれば
紹介していきます。