シマノの2022年第一四半期短信が発表
された翌日、シマノの株価は大きく値を
下げました。売り上げは好調なものの、
利益の伸び率が投資家の予想を下回り
コロナ特需の終わりを見越して売りが
先行したと思われます。
2022年第一四半期の収益報告を受けて株価が25,700円から22,640円と下落。今までがコロナバブルで高すぎたので、この動きからどんどん売りが入りそう。
(株)シマノ:国内株式 - Yahoo!ファイナンスhttps://t.co/EI3fI2azrD— yamadai@ロードバイクに乗るアラフィフおじさん (@yamadai606) April 27, 2022
さらにシマノの中国における販売拠点の
上海市、自転車のパーツ、釣具の製造拠点で
ある昆山市は現在もロックダウンの
真っただ中にあり、シマノの2022年度の
業績に大きな影を落とす恐れがあります。
消費する側がコロナ対策緩和しても作る側が締め付けてるとどうしようもない、という事でしょう。 https://t.co/5HSOhMUpXT
— yamadai@ロードバイクに乗るアラフィフおじさん (@yamadai606) April 28, 2022
上海は古くから中国の経済の中心地で
あり、また中国最大の港湾地区で、
コンテナ取扱量ではシンガポールや
香港を凌ぎ、世界1位です。
現在ロックダウンの影響で、港湾地区
も封鎖されており、港に入れない船が
海上に待機している状況のようです。
原材料は港に入らず、工場はロック
ダウンで従業員が出勤できず、うまく
製造した製品は港から船に移せずと、
今後、さらにサプライチェーンの混乱が
予想されます。
おわりに
一党独裁で厳しい措置を独断で決定する
中国からの緩やかな撤退は既に始まって
おり、シマノもコロナ規制が緩やかな
シンガポールやマレーシアにエントリー
グレードのパーツを生産する工場を
建設、可動させています。
コロナウイルスに加え、ウクライナ・
ロシア戦争がシマノの経営戦略に
及ぼす影響が今後私たちの自転車
生活にどのように反映されていくか、
様子を見ていきます。