為替相場は20年ぶりに1ドル129円台に
突入しました。自転車生活におよぼす
影響はどんなものなのでしょうか。
自転車本体の値段が上がる
巷に出回っているロードバイクや
マウンテンバイクは海外メーカーのものが
殆どです。そのため、為替の変動は販売
価格に直接影響します。
上の画像は2017年にcanyonから購入した
Ultimate CF SLXです。コンポーネントは
アルテグラのDi2、ホイールはうろ覚え
ですがMAVICのキシリウムだった気が
します。2017年の円相場が1ドル113円
ほどでした。
同じコンポーネントではありませんが、
Ultimate CF SLXで一番安いのが上の
画像の自転車です。
パーツ構成もちがうので、単純に比較は
できませんが約13万円高くなっています。
しかもパーツの不足もあり、納期もかなり
遅くなっているとの事。
canyonは通販のみ対応しており、問屋を
通じて店舗に商品を卸さないため、
他のメーカーより安く購入できるメリットが
ありますが、それでもこれだけ高くなって
います。
原材料の高騰分も値段に反映されるので、今後は日本での価格はさらに跳ね上がる
外国でもウクライナ・ロシア戦争による
エネルギー資源の供給ストップによる、
高騰、コロナ禍での原材料の高騰や
人件費の問題から、コストは上がり、
それを商品の値段に組み込み、値上げ
などを行っています。今の円安では、
円の価値が低くなっているので、
同じ1ドル(ユーロ)でも支払う円の
値段は高くなります。このまま円安が
続けばさらなる値上げ、儲けが見込めない
メーカーが日本への出荷を制限する、
もしくは辞めてしまう恐れもあります。
海外通販の送料なども燃油価格などの高騰で無料対応がなくなるかも?
wiggleやCRCなどの海外通販は一定の
値段を購入すると送料が無料になり
ますが、原油価格高騰のあおりを
受けて飛行機などの燃油価格も
上がってしまうと、送料無料自体を
無くしてしまう可能性も。
おわりに
とにかくコロナ禍と戦争のせいでなんでも
かんでも値上げの波で嫌になります。
今から自転車を始めたい、という方は、
新車の購入ではなく、中古車で始めた
方がいいかもしれません。