ディスクロードを手に入れた(入れたい)けど、ホイールはリムブレーキの物とどう違うのかな?追加投資がかさむから、ディスクロード用のホイールはできるだけ安くて性能が良いものが欲しい・・。
最大の違いは制動力と剛性強化
自動車と同じで、金属製ブレーキローターをパッドで挟み込みブレーキをかけるので制動力が強力で雨など天気に左右されない事、ブレーキをかけた時に摩擦熱がホイールにダメージを与える可能性があるリムブレーキと違い、ホイール中心にブレーキロータ-があるので、ホイールのダメージを気にしなくてもいい事です。またスルーアクスルはねじ切りがされており、ねじ込んでフレームとホイールを固定するのでガタつきなく強い剛性を発揮します。
スルーアクスル、ローター固定規格は以下のとおり。
一時期はフレーム規格が乱立していましたが、現在は以下の通りに統一されています。
- フロントエンド幅 100mm×スルーアクスル径12mm
- リアエンド幅 142mm×スルーアクスル径12mm
スルーアクスルとは車軸に似たパーツをホイールのハブに通し、自転車側にねじ込んで固定するパーツです。
ブレーキローターの固定方法も6つのボルトで固定する6ボルト式とセンターロック式(AFS)があります。センターロック式ハブはアダプターで6ボルト式のブレーキローターも使用可能ですが、6ボルト式のハブはセンターロック式のブレーキローターは使用できないので注意が必要です。
ホイールの値段は材質やリムハイト(高さ)で決まる。
ディスクロードのホイールもリムブレーキ用のホイールと同じく、材質とリムの高さ(リムハイト)で値段が変わってきます。
アルミホイール:耐久性にすぐれ、ちょっとぶつけたくらいでは壊れない。金属のため重い。
カーボンホイール:カーボン製のため金属であるアルミホイールより軽量に作れるが、耐久性は劣り、破損しやすい。またアルミホイールに比べ高価。
リムハイト30mm以下:軽量でヒルクライムなど軽量化がタイムに影響するレースで好んで使用される。スポークが長くなるので空力性能は劣る。
リムハイト50mm以上:スポークが短く空力性能に優れるため、タイムトライアルや平坦のレースで有利。重いためヒルクライムには不向き。また横風にあおられてふらつく危険がある。
リムハイト30~50mm:重量と空力性能のバランスが取れており、アップダウンのあるロードレースやロングライドでよく使用される。
値段はカーボンホイール(リムハイト50mm以上)が一番高価で、一番安価なのはアルミホイール(30mmハイト以下)というのが一般的です。(例外もありますが割愛)
リムハイト29mmまでのオススメ ディスクロードホイール
RACING 5 DB 2WAY-R (レーシング5 DB 2ウェイ-R)前後セットホイール(F+R)ディスクブレーキ(センターロック)リムハイト | 26mm |
重量 | 1610g |
リム幅(内側) | 17c |
リム幅(外側) | 21.8mm |
対応タイヤ幅 | 25~50mm |
ブレーキ規格 | センターロック式 |
ひとつのホイールでクリンチャータイヤにもチューブレス・レディタイヤにも対応する「2ウェイフィット-レディ」を採用。
ディスクブレーキの強力なストッピングパワーに対応する「モノブロック・ハブ」や
「ワン・ハブ・フィット・オール」システムを採用し、アダプターを交換することにより様々なフレーム規格に対応できる。
リムハイト | 26mm-30mm |
重量 | 1675g |
リム幅(内側) | 17c |
リム幅(外側) | 22mm |
対応タイヤ幅 | 25~50mm |
ブレーキ規格 | センターロック式 |
ZONDAはリムブレーキ市場において非常に大きな評価を享受してきたモデルです。
リムブレーキ用ホイールが持つトップレベルのパフォーマンス、信頼性、安全性、統合性をディスクロードのホイールでも発揮します。チューブレス非対応。
リムハイト | 24mm |
重量 | 2091g |
リム幅(内側) | 17c |
リム幅(外側) | 23mm |
対応タイヤ幅 | 25~50mm |
ブレーキ規格 | センターロック式 |
シマノ105に相当するディスクホイール。別名「鉄げた」。チューブレス非対応。
Prime Black Edition 28カーボンクリンチャーディスクホイール
リムハイト | 28mm |
重量 | 1529g |
リム幅(内側) | 19mm |
リム幅(外側) | 27.5mm |
対応タイヤ幅 | 25~50mm |
ブレーキ規格 | センターロック式 |
タイヤタイプ | クリンチャー・チューブレスレディ |
イギリスの大手通販サイト「wiggle」のプライベートブランドである「Prime」。手組で生産されるホイールはとにかく安い!。送料も6000円以上購入で無料。日本語でのカスタマーサポートも行っており、気軽に購入できる。
リムハイト30~49mmのオススメ ディスクロードホイール
リム材質 | カーボン |
リムハイト | 35mm |
重量 | 1483g |
リム幅(内側) | 17c |
リム幅(外側) | 23.5mm |
対応タイヤ幅 | 25~50mm |
ブレーキ規格 | センターロック式 |
タイヤタイプ | クリンチャー |
35mmあたりからカーボン製のホイールが多くなってきます。カンパニョーロ独自のG3組みを前輪にも施しています。BORA ONEには50mmハイトモデルもあります。
campagnolo(カンパニョーロ) BORA WTO 45 DB 2WF DK F/R HG WHEELリム材質 | カーボン |
リムハイト | 45mm |
重量 | 1520g |
リム幅(内側) | 19c |
リム幅(外側) | 26.5mm |
対応タイヤ幅 | 25~50mm |
ブレーキ規格 | センターロック式 |
タイヤタイプ | クリンチャー・チューブレス |
転がり抵抗を軽減しながらエアロダイナミクスを最大化することのできるカンパニョーロ最新のディスクロードホイール。WTO(ウィンド トンネル オプティマイズド)は他にはない独自のデザインを特徴とし、エアロダイナミクスの新しいスタンダードを確立しました。40km/hを越える平均スピードを必要とするコースを走破するライダーにとっては一択。
MAVIC Cosmic Pro Cabon SL UST ディスク
リム材質 | カーボン |
リムハイト | 45mm |
重量 | 1650g |
リム幅(内側) | 19c |
リム幅(外側) | |
対応タイヤ幅 | 25~50mm |
ブレーキ規格 | センターロック式 |
タイヤタイプ | クリンチャー・チューブレス |
空気抵抗を最低限に抑える45mmハイトのリム形状。25mmのタイヤの能力を最大限に生かすため、リム幅も拡大している。スポークの形状を工夫した結果、約70gの軽量化に成功している。
リムハイト50mm以上のオススメ ディスクロードホイール
Prime RR-50 V2カーボンクリンチャーディスクロードホイール
リム材質 | カーボン |
リムハイト | 50mm |
重量 | 1808g |
リム幅(内側) | 16.5mm |
リム幅(外側) | 25mm |
対応タイヤ幅 | 25~50mm |
ブレーキ規格 | センターロック式 |
タイヤタイプ | クリンチャー・チューブレス |
イギリスの大手通販サイト「wiggle」のプライベートブランドである「Prime」。手組で生産されるホイールはとにかく安い!。ヨーロッパのブランドより半額以下で購入できる。またwiggleも頻繁にセールを行っており、タイミングさえ合えば50%OFFでの購入も可能。送料も6000円以上購入で無料。日本語でのカスタマーサポートも行っており、気軽に購入できる。
まとめ
ディスクロードバイクのホイールについて記事にしてみました。一通りリムの高さや材質など説明できていたでしょうか?私がロードバイクを始めた時よりホイールの購入の幅がひろがっています。特に海外の通販サイトのプライベートブランドもかなり作りがいいです。こだわりがなければコストパフォーマンスが格段にいい海外通販もどんどん活用すべきです。
ありがとうございました!