ロードバイクに乗る時はヘルメットが必要と
言われた。調べると値段にかなりの開きが
ある。特に通販サイトと小売店の値段の
開きが大きい。安い方で買ったほうが
いいのかな?
命を守る道具には妥協しない
現物を確かめずに値段だけで購入するのは
やめましょう。
ロードバイクは速く走るために作られた
道具です。ママチャリと違い、平地を少し
力を入れて走ると平気で時速30km以上は
出ます。原付バイクと同じ位のスピード
です。下り坂では惰性でも50km以上、
漕ぐのをやめなければ下り坂の距離にも
よりますが7~80kmは出ます。
要するに原付バイクと同じ位早く走れる
ので頭を守るヘルメットを現物を見ずに
値段の安さで購入するのは
北朝鮮でDA PUMPのU.S.Aを踊るくらい
命知らずです。
「SGマーク」や「JCF公認」「JCF承認マーク」のついたヘルメットを選ぼう
自転車用ヘルメットには明確な安全規格が
ありません。同じ二輪車であるオートバイ
(原付バイクを含む)には内閣府令で
定められた基準があります。
(乗車用ヘルメット)
第九条の五 法第七十一条の四第一項及び第二項の乗車用ヘルメットの基準は、次の各号に定めるとおりとする。
一 左右、上下の視野が十分とれること。
二 風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
三 著しく聴力を損ねない構造であること。
四 衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
五 衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
六 重量が二キログラム以下であること。
七 人体を傷つけるおそれがある構造でないこと。
ロードバイク用のヘルメットを選ぶ時は、
この基準に沿っている品物を選ぶと
いいでしょう。一部のヘルメットには
「JCF公認」や「JCF承認マーク」が貼って
あるものがあります。
これは日本自転車競技連盟の安全基準に
合格したヘルメットであることを示します。
安全基準に合格するためには以下の条件が
あります。
- 日本自転車競技連盟のヘルメット公認/推奨要領に適合しヘルメットの性能およびその試験基準に適合している
- SGまたはCEマーク、*CPSCマーク表示(推奨ヘルメットはSGまたはCEマーク)を持つもの
SGマーク適合には以下の条件をクリアする必要があります。
- 構成
- 外観と構造
- 材料
- 質量 2kg以下
- 衝撃吸収性
- 耐貫通性
- 保持装置の強さ
- 保持性
内閣府令に上げた基準に準拠した内容のため
「JCF公認」「JCF承認マーク」「SGマーク」
があるヘルメットを選んでおけば
問題ありません。
合わないヘルメットは安全性を発揮できない
日本のヘルメットメーカー「OGK Kabuto」の
サイトには正しいヘルメットの選び方と被り方
が掲載されています。
特設ページ→ココ
ロードバイクのヘルメットメーカーは日本
より海外のメーカーが多いです。
当然作りも海外の人に合うものが多く、
日本人に多い、頭部が円形に近く側頭部が
張り出している形ではサイズが合わない
事があります。実際に被ってみる事で、
自分に合ったサイズのヘルメットを選ぶ
事ができます。
また被り方についてですが、額が大きく
出た被り方をしている人が多くみられます。
ヘルメットの先端が眉毛の上にくるように
被り、ヘルメットの中心と鼻のラインが
交わるようにします。顎ヒモを留めた時に
人差し指が顎との間に入るくらいの締め
つけになるよう調整しましょう。
見た目も大事
適切なサイズが分かったら、次は見た目を
考えましょう。ヘルメットの形状と頭から
顔にかけてのラインが自然な流れになる
物を選択しましょう。
ヘルメットと顔のラインに段差があると
某配管工のゲームに出てくる〇ノキオの
ような通称「キノコ頭」になってしまいます。
またヘルメットに風を取り込む開放部が多い
場合は快適性や軽量に重きを置いた物、
開放部が少なく、ツルっとした物は、
エアロ性能を追求したヘルメット、という
ように用途も様々です。自分が重視する
性能が高い物を選択しましょう。
おわりに
最初のヘルメットは必ず、店頭で購入
するようにしましょう。店員さんに
いろいろアドバイスをもらいながら、
自分にあった最適なヘルメットを
選んでください!