「暑さ寒さも彼岸まで」というように、
急激に気温が下がってきています。日中走る
にはとても気持ち良いですが、朝や夜に走る
方は寒さが身に染みる時期です。
寒さを和らげ、快適に走る為にどうしたら
いいでしょうか?
体が冷える原因は体の防衛機能
人の体は、血液の流れる量を変化させたり、
汗をかいたりすることで、体温を一定に
保つよう調節されています。
皮膚から「寒さ」を感じると、その情報が
脳の自律神経の中枢である「視床下部」に
伝わり体温を一定に保つよう指令が出ます。
すると血管が縮まり、血液の循環を抑制する
事で体の中心部の体温低下を防止するのです。
その結果、皮膚表面や末梢の体温は低下して
細かい動きができない、痺れるような冷たさ
になってしまいます。その為、皮膚が外気に
直接さらされないようにする事が大切です。
3つの首を冷やさない
3つの首とは「首」「手首」「足首」です。
首には太い動脈が通っているため、この部分
の冷やさない様にして、温めることで効率
よく大量の温まった血液が体全体を巡り、
冷えを防止します。
手首や足首にも太い血管が通っているため、
露出させないようにしましょう。
首にはネックウォーマーやバラグラバ、
手首や足首には長袖のジャージやタイツ、
アームウォーマーやレッグウォーマーが
オススメです。
モンベル(mont‐bell) ジオラインL.W.バラクラバ
冷たい風から体幹を守る
オートバイに乗っている人が、真夏でも
ツナギを着ているのは高速で風を受けて
体が冷えるのを防ぐ為です。
ロードバイクも下り坂では時速50km以上
出る時があり、初秋から初冬にかけては
街中は20度前後でも山の方は10度前後に
なる事も珍しくないので、末端の冷え防止
対策と体幹部の冷え防止が大切です。
ただ、ロードバイクはオートバイと違い
動力は人間です。オートバイの様に常時
スピードを出して走れませんし、上り坂
では全身を動かして上っていくので、
厚着をしていると、汗が大量に出てしまい
その汗が下りで冷えて余計に寒くなって
しまいます。その為、下りの時だけ使う
腹巻がオススメです。
(パールイズミ)PEARL IZUMI 481 サイクル ウエストウォーマ
パールイズミのウエストウォーマーは
ベルクロで締め付けが調整可能で、
携帯カイロを入れる事ができるポケット
がついているので、真冬の通勤などにも
重宝します。使わない時には畳んで
ジャージのポケットにしまえます。
おわりに
青森県は12月はロードバイクは完全OFF
です。積雪や路面凍結、雪解け水で走れた
ものではありません。他の地域の方が
うらやましいです。そんな方々はぜひ
防寒装備をして走ってください!
青森のチャリダーはスパイクタイヤを
履いてマウンテンバイクで走ります。