ロードバイクを購入し、しばらく乗って
いると、体も慣れてきて1回のライドで、
長い時間乗ることができてきます。
その時にお尻や腰に違和感を感じると、
全体の形からわかるサドルの種類
サドルを交換するといっても色々なメーカー
からたくさんのサドルが販売されています。
サドルの形を見ると大きく3種類に分類でき
ます。
- フラット型
- ショートノーズ型
- カーブ型
フラット型
フラット型はサドルの端から端までがほぼ
平らな形をしています。サドルが平らだと
お尻の位置を自由に変える事ができます。
上りなどで体重を前にかけて乗りたい時、
リラックスして乗りたい時は腰を後ろに
引くなど、です。また股関節が柔らかい
人なら、骨盤を立てた状態で前傾姿勢を
取れるので、会陰部に均等に圧がかかり
痛みや痺れを防止する事ができます。
Fizik(フィジーク) ARIONE R3 kiumレール
Fizik(フィジーク) ANTARES R3 kiumレール
ショートノーズ型
Fizik(フィジーク) ARGO TEMPO R3 kiumレール
ARGO TEMPOは、エンデュランスサイクリストに高い安定性と優れた重量配分を提供するように設計されたショートノーズサドルです。昨今のオールラウンドなロードバイクのバランスのとれたジオメトリに適したライディングフィールを提供するよう設計されています。そのノーズデザインと人間工学に基づいたカットアウトは、軟部組織への圧力を大きく緩和させます。 パッドは、より直立したライディングポジションをサポートするために、座骨エリアがわずかに厚いタイプ2フォームを採用しています。クッショニングはfi'zi:kのレーシングサドルで採用されているフォームより柔らかく、長距離のライドでも優れた快適性を発揮します ARGO TEMPO R3はK:iumレール仕様で、150mmと160mmの2つの幅があります。
ショートノーズ型は会陰部が当たる部分が
短くなっており、前傾姿勢での負担が少なく
なります。空気抵抗を抑えて速く走るために
前傾姿勢を長く取らなければならない、
トライアスロンやタイムトライアルでの使用
が多いです。
カーブ型
カーブ型はお尻〜会陰部のカーブに合わせた
作りになっており、サドルがお尻にすっぽり
収まるような作りになっています。会陰部
の部分が鳥のくちばしの様に下にカーブ
しているので、会陰部にかかる圧力も少なく
なっています。
フラット型と違い、前後にお尻を動かす事が
難しいので、細かい調整と同じ態勢を維持
できる筋力が必要になります。
座面の形は2種類ある
サドルの座面は2種類あります。
- ラウンド型
- フラット型
ラウンド型
ラウンド型はお尻の割れ目がサドルの凸部に
すっぽりハマり、お尻の柔らかいお肉で
サドルを包み込むように固定されるので
フィット感が高いメリットがあります。
フィット感が高くお尻が固定されるので、
適切なサドルの高さならペダリングの時に
お尻が左右に揺れる乱れがなく、腰の痛み
も予防できます。ただし、お尻がしっかり
固定されることで凸部に圧力が集中し、
お尻や会陰部に痛みや皮むけが起こる
恐れがあります。
フラット型
フラット型はお尻を平らな「面」で支え
一か所に圧が集中しません。会陰部の痛み
はラウンド型より軽減されます。
またお尻を前後に自由に移動できるので、
細かい体重移動が可能です。ラウンド面より
お尻の固定力は弱いので、ペダリング時に
左右にお尻がブレて腰などの痛みにつながる
可能性があります。
座面に溝や穴があるサドルは会陰部の痛みの軽減になる
サドル面に穴や溝があるサドルは座った時に
会陰部がサドル面で圧迫され、尿道がしびれ
ないようになっています。
ただ、会陰部(恥骨の形状)で穴や溝のふち
が恥骨に接触して皮がむけたりすることが
あります。
おわりに
いろいろサドルの種類とそれらのメリット、
デメリットを挙げてきましたが、一番いい
のは、サドルの試乗を行う事です。メーカー
の直営店ではサドルを貸し出して試乗する
サービスを行っています。自分の自転車を
持ち込んでサドルだけ交換、試乗すれば
違いがわかると思います。