冬季間は朝夕は路面の凍結、日中は
溶けた雪で路面は常にウエット状態
と他の季節に比べて外を走る環境が
厳しいです。
それでも外を走りたい!という方に
冬季間での注意すべき点を解説して
いきます。
今回はイギリスの総合情報サイト
「Global Cycling Network」の
内容を参考にしています。
パンクに強いタイヤの準備
濡れた道路を走ると乾いた路面よりパンク
リスクが高いです。理由はタイヤと路面、
とがった異物が雨で濡れることにより、
摩擦係数が下がって普段なら弾き飛ばす
異物がゴムを切りやすく、あるいは貫通
しやすくなるからです。特にロードバイク
のタイヤは軽量化を重視しているため、
タイヤのゴムが薄いので、パンクのリスク
がより高くなります。また、ゴミや異物が
水で流されて道路のわだちや排水溝付近に
溜まりやすく、その付近を走るロードバイク
は特に危険です。
ですから、ゴムが厚いタイヤや、パンク
しにくい素材が織り込まれたタイヤを
使うべきです。また、パンク修理キットも
多めに持っていくのもオススメです。
Continental(コンチネンタル) グランプリ 4シーズン
Continental(コンチネンタル) GATORSKIN
パナレーサー(Panaracer) クリンチャー タイヤ [700×26C] グラベルキング プラス
軽量化より長寿命なチェーンやスプロケットの準備
砂や埃がチェーンやスプロケットなどの
駆動部に付着したままだと、それらが金属
部分とこすれあう事で摩耗していき、変速
がうまくいかなくなったり、ペダリングの
弾みでチェーンがスプロケットやクランク
から外れてしまい、フレームを傷つけて
しまう恐れがあります。タイヤと同じで
ロードバイクのパーツを軽量化する事で
走りが軽くなるものの、耐久性は落ちて
しまいます。
冬場のぬれた路面では、砂や埃も水分を
吸って固まりになっているので駆動部に
付着しやすく、落ちにくくなるので、
軽量化された(高価な)パーツはすぐに
劣化してしまいます。多少重量があっても
耐久性の高い(もしくは安価な)パーツで
冬を乗り切るのがお財布にも優しいです。
フェンダーの準備
普通のママチャリには泥はねで服が汚れ
ないようにタイヤの所にフェンダーが
ついていますが、ロードバイクには
これまた軽量化のためついていません。
ランドナーなどのツーリング用自転車や
今はやりのグラベルロードバイクには
フェンダーを後付けできるネジ穴が
標準装備されています。
DIXNA(ディズナ) ロードフェンダー ブラック
エスボード フロント用マッドガード フェンダー
普通のロードバイクに取り付ける
フェンダーはフロントフォークやシート
ステイ、シートポストにバンドなどで
固定するタイプです。
ゼファール(Zefal) 前後セット SWAN ROAD+CROOZER ROAD
定番ロード用フェンダーSWAN-Rとクルーザーロードをセットにしたキット
着脱時に工具は必要としません
SWAN-Rはシートポストが25~32mmまで対応可能
必要ない時は簡単に取り外す事ができ
ます。
こまめな洗車
冬の路面、特に雪が降る地域ですが、
融雪剤がまかれる事が多いです。
融雪剤の主成分である塩化カルシウムや
塩化ナトリウムなどの塩分と、路面の
水分が金属部に付着する事でサビが
進行します。外を走った後は、特に
駆動部やネジやナット部を洗浄し、
オイルを差したり、グリスアップを
することでサビの進行を防止できます。
おわりに
今回は冬の冷たくぬれた路面を走る場合
の準備について解説しました。
解説の内容は「これがあったら安心!」と
言うものなので無理にそろえる事はない
ですが、快適さを求めるなら検討の価値
ありです。