保険会社に異議申し立ての書類を郵送、1週間後に返事が来たが、前回提示した金額が妥当との事。再度異議申し立てを行う事にしました。
これまでの経緯(クリックすると記事に飛びます)
- 事故直後の対応(事故当日)
- 初診時の注意(事故当日)
- 保険会社への連絡(事故当日)
- 調査員との面談時の注意(事故発生から半月経過)
- 保険会社との交渉その1(事故発生から1か月14日経過)
保険会社からの書面の内容については長いので、以下の様にまとめてみました。
- 物損の賠償金額は修理費を認定する事が基本で、修理代金が時価を上回る時は「経済的全損」として時価額を賠償金額とする
- 耐用年数と減価償却は企業会計上の考えを適用、準用した。
- 今回の過失割合は、過去の交通事故の態様を鑑みて決定した。必ずしも現場を確認しなくてもいいと考えるが、誤りがあれば訂正する。
まず、1回目の申立書で依頼した「趣味で使っているロードバイクに企業会計で利用する減価償却、耐用年数を適用する法的根拠の明示」が記載されていませんでした。おそらく実用的に利用する自転車との区別がつかず、残りの耐用年数1年の時価に相当する金額を算定したと思われます。
また過失割合についても「別冊判例タイムズ38」(過去の交通事故の過失割合が網羅された専門書)のコピーが送られてきており、その内容でも「9:1」が妥当との意見でした。しかし、現場も見ずに判例に基づいて過失割合を出されてもフェアではないと考え、事故現場の写真(こちらの記事中の写真を参照)と当日に着ていたウェアの写真を同封する事にしました。
あとは、破損したロードバイクが在庫がなく購入が困難な事、同等のロードバイクは賠償額では購入が困難な事、事故により今後の予定が狂った事をできるだけ丁寧に記載しました。
83f4ced2a49cb3d7105a68fd1f4e0567-6感情に任せて一方的に主張するのは却って逆効果。こちらの主張を丁寧に伝え、条件があえばすぐにでも示談に応じる姿勢が大切です。