TEKTRO(テクトロ)という台湾のパーツ
メーカーが、ディスクブレーキのパッドが
消耗してきたらランプで警告する装置の
特許を出願しています。
テクトロは1986年からブレーキ製造30年の台湾メーカー。
ジャイアントやメリダと同じ台湾の
メーカーで、ブレーキを中心に自転車
パーツを1986年から制作しています。
テクトロのブレーキはシマノやカンパ
ニョーロより安いので、ミドルグレードの
カーボンロードバイクの完成車に採用される
事が多いです。TRP(Tektro Racing Products)
として自社開発でディスクブレーキも販売
しています。
ディスクブレーキにスイッチを仕込み、パッドの減り具合をLEDで知らせる
全景ブレーキパッドとパッドを押さえる
スプリングの部分に無線スイッチを、
ブレーキ台座付近に受信装置を配置
する事で、パッドの減り具合を視覚的に
伝える事ができる特許を出願しています。
警告原理としては単純なもので、パッドが
減っていないとフルブレーキングしても
スイッチが押されないが、パッドが摩耗
すると、その分だけパッド押さえスプリング
が動いてスイッチを押す作りです。
ただ問題点としては、パッドの片減りは
判断できないようです。受信装置もかなり
大きく、重量や見た目ではマイナスです。
将来的には車の様にサイコンに警告灯がつくようになるかも。
自動車だと、ブレーキフルードの漏れや
パッドの摩耗をセンサーで感知して、
警告灯をフロントパネルに表示させるように
なっていますが、近い将来、ロードバイクも
同じようになるかもしれません。