ヨーロッパにおける自転車ロードレースは
日本でのプロ野球、アメリカでのメジャー
リーグくらいファンがいるスポーツです。
ある選手の熱狂的なファンが、その選手の
復活を願って行った事が、ある奇跡を
起こした、というニュースです。
カヴェンディッシュが勝ったら彼の姿をタトゥーにする!
イギリスのジャージー(ジャージー乳の
原産地でトレパンのジャージの語源の
ジャージー編みで有名)に住む
ポール・ジェームズさんは
マーク・カヴェンディッシュの大ファンであり
彼が数年勝利に見放されていた事を大変に
心配していました。一時は引退も囁かれて
いたカヴェンディッシュがクイックステップと
再契約した時に友人たちを前に宣言しました。
「もし数年間勝利から遠ざかっていた彼が
復活したらカムバックを記念してタトゥーを
彫る!」
その願いが通じたのか、2021年のツール・ド
フランスでは総合ポイント賞を獲得、見事に
復活を遂げました。
左太ももにタトゥーを入れました
(本人Twitterより)
ジェームズさんは自分のTwitterで
その成果を披露しました。それを
見たカヴェンディッシュの奥さんが
ジェームズさんにサプライズな
贈り物をすることになったのです。
「やあ、一体何てことしたんだい!?(笑)」
「映画館にいた時、携帯電話が
鳴ったんだ。FaceTimeと表示された
から、あわててロビーに出たけど、
間に合わなかった。すぐにかけ直したら
そこにカヴが座っていたんだ!」
「もしかしてヤバいストーカーと思われて
接近禁止命令が出されるかとヒヤヒヤ
した」とジェームズさんはその時の事を
語りました。
カヴェンディッシュはそんな彼に挨拶し
「元気か?一体何をしたんだい?(笑)」と
彼に話しかけ、ジェームズさんは友人に
宣言した経緯を説明して、彼が自分の人生に
大きな影響を与えた事を伝えました。
そんな彼にカヴェンディッシュは感謝の
気持ちを込めて記念となる品を送る事を
約束したそうです。
「タトゥーを入れたことへの感謝の気持ちを
込めて、いろいろなものを送ってくれると
言ってくれたので、それを楽しみにして
いるよ!」
おわりに
熱狂的なファンの行為に対して
記念になるようなサプライズを
したカヴェンディッシュ。
2022年のシーズンが彼にとって
どのような結果になるか、
これから楽しみです。