今回のロードバイクメーカー紹介は
ツールドフランス個人総合優勝回数
1位のメーカー「PINARELLO」
ピナレロです。→公式HP
ピナレロはイタリアに本拠地をもつ
自転車メーカーです。ピナレロという
名前は創業者がピナレロさんという
人だからです。イタリアに本拠地を置く
自転車メーカーは、創業者の名前を
メーカー名にする事が多いです。
現在は2代目のファウスト・ピナレロさんが
引き継いでロードバイクやトラックバイク、
マウンテンバイク等の企画、販売して
います。
ロードバイクの革新的技術を生み出し、記録を量産するメーカー
現在では一般的なインテグラルヘッド
(ハンドルを動かすためのベアリングを
受ける部分をフレームのヘッドチューブに
作り、今まで使用していたパーツを不要に
できるようになって軽量化に繋がった)や
カーボンバック(フレームから後輪に斜めに
伸びる2本のシートステイをカーボン製に
する事で車体の衝撃吸収性が劇的に向上)は
ピナレロが世界で初めてロードバイクに
投入したものです。
また独特の形状をしたフォーク(ONDA)を
開発するなど性能以外にもデザイン面に
おいても他社と一線を画すメーカーです。
カーボンフレームが主流になると、
日本のメーカー「東レ」から最新のカーボン
シートの供給提携を受け、1990年代から
2020年までツールドフランス個人総合優勝
10回を数えるメーカーとなりました。
しかも2015年から2019年まで5回連続で
優勝しています。
また、ロンドンオリンピックのタイム
トライアルでも金メダルを獲得、1時間で
走破できる距離を競うアワーレコードでも
世界記録を残しています。ピナレロは
金字塔を残してきたロードバイクと
言えるでしょう。
ロードバイク界の超高級車「DOGMA」を擁するラインナップ
ツールドフランス5連覇という偉業をたたき
だした超高性能自転車なだけに、値段は
かなり強気です。
(公式HPより転載)
フラグシップである「DOGMA」に至っては
完成車で1,040,000円と中古の軽自動車が
買える値段です。さらに軽量化を追求した
「DOGMA X Light」に至ってはホイールや
ハンドル、クランクが付属しないフレーム
だけの値段で900,000円します。
セカンドグレードである「PRINCE」だと
完成車で389,000円とだいぶ値段が下がり、
エントリーグレードの「RAZHA」だと
243,000円とDOGMAに比べれば、大分
値段が下がり、付属するパーツもシマノ
のミドルクラスなのでお得感があります。
(それでも奥さんを説得するには
高すぎる山ではありますが)
おわりに
ピナレロはレースに勝つために常に最新の
技術を投入するメーカーです。カーボン
フレームが主流になり始めると、今までの
アルミフレームに見切りをつけ、素材から
厳選してフレームを作り上げ、勝利を量産
してきました。またピナレロの特徴でも
あったONDAフォークもより性能を求めて
モデルチェンジしています。
値段の高さもその性能の良さの証明のような
ものであります。ぜひ奥さんを説得して
手に入れてはいかがでしょうか?