朝に練習するのと、夜に練習するのは
どちらが効率的なのか?
起きて何も食べずに練習するメリットは脂肪燃焼効率UP
何も食べずに運動する方法を「ファステッド
カーディオ」といいます。
胃が空っぽの状態で走ると、 体内に
貯蔵されたグリコーゲンがほぼ枯渇
するので、体はグリコーゲンの代わりの
燃料である体内に蓄えられた脂肪を燃料と
して燃焼させます。欧米の栄養学専門誌の
研究によると、絶食状態のときに、ジムの
ランニングマシンでランニングをした人は、
朝食を食べた人より脂肪を20%も多く燃焼
したとの研究結果がでています。また
6週間にわたって絶食状態でトレーニングを
一貫して行った人は、運動前に食事をとった
人よりも、持久力の向上がみられたとの
研究結果もあります。
朝食前の運動は脂肪燃焼効率がいい、と
いうわけです。
起きて何も食べずに練習するデメリットは糖質が低下して運動効率低下
空腹状態は、トレーニングの強度と量に
悪い影響を与え、パフォーマンスを低下
させることも明らかになっている。
高い負荷の運動を行うと、体は余計に
糖質を消費し、燃料である糖質がなければ
高い強度に体が耐えられなくなります。
そうなるとトレーニングの強度が落ちたり
体の調子を崩してしまう事になります。
また、トレーニングをこなせなかった、と
いうネガティブなイメージがついてしまい
行き詰まりを感じやすくなってしまいます。
脂肪燃焼を目指すなら90分以内の練習、高い強度は控える
脂肪燃焼しダイエットを目的とするなら
起床後、90分以内で高い強度で走らず
一定ペースでの走行が効果的です。
夕食後の練習を行うメリットは高い負荷でのトレーニングが可能になる事
食後は体内にエネルギーが十分に補給されて
いるため、筋トレやパワートレーニングなど
筋力アップに効果を発揮します。
また糖質も十分にありバテにくいので、
トレーニングを長く続けることも可能に
なっています。
夕食後の練習を行うデメリットは消化不良
食後すぐの満腹状態で筋トレや高負荷の
トレーニングを始めると、脇腹の痛みや
お腹の不快感などが生じる事があります。
消化不良を起こさない為に食後すぐは
トレーニングを行わなず、ストレッチや
回すペダリングで軽めの有酸素運動で
体を慣らしていきましょう。
おわりに
朝練、夜錬ともそれぞれメリットや
デメリットがあります。朝練しかできない
場合は走る前にすぐにエネルギーに変わる
バナナなどを食べて行う事でエネルギー
切れを防ぐことができますし、夜錬に
時間が取れるならウォーミングアップと
クールダウンを長くとる事でダイエット
にも効きます。主目的をしっかり持って
トレーニングを行いましょう!