ロードバイクの変速機メーカーの
BIG3はシマノ・SRAM・カンパニョーロ
ですが、マウンテンバイクの変速機に
ついてはSRAMの独り勝ちの状況です。
理由はもともとマウンテンバイクが主流
だった事、サスペンションメーカーの
ロックショックス(ROCKSHOX)を傘下
に収めており、総合的な開発が可能だった
事が挙げられます。
今回、そのロックショックスが電子制御
サスペンションを開発、ユーザーマニュアル
の最終稿がFCCのサイトで公開されました。
ElectronicSuspension 電子サスペンション・システム
サスペンションバッテリー
フロント・リアサスペンションの減衰量調整が
完全に無線化し、ボタン操作で行えるように
なっています。バッテリーは取り外し可能。
ロードバイクのeTAPの様に規格が共通なので
片方のバッテリーが切れた時は、付け替えが
可能になっています。
コントローラーコントローラーの電池はボタン式なので、
予備をポケットに入れて置いてもかさばり
ません。
ペダル軸にセンサーを配置。傾きセンサー?
ペダルセンサーまた、ペダル軸にセンサーを配置して
います。単4電池を使用しており、こちらも
バッテリー切れへの対応が楽です。
おそらく自転車の傾きやサスペンションの
沈み込み具合を検知するセンサーでかも
しれません。
各サスペンションの調整幅はインジケーターで
分かりやすくなっています。
電子制御のメリットは調整の簡略化と素早いセッティング変更
モードキャブリレーション
電子制御化のメリットは、サスペンションの
調整が楽にできる事です。セッティングの
内容を記録しておけば、路面の状態に応じて
すぐに変更が可能にもなります。
ワイヤーの取り回しなどを気にせず組み立てできる
すでに変速機は無線化しているSRAMなので
今回の電子制御サスペンションも含めて、
組み立て時にワイヤーの取り回しを気にする
事がなくなりました。
技適(技術基準適合証明)は既に取得済み
文書名技適総務省のHPに掲載されている
「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」
で検索すると、令和2年2月から令和3年5月
にかけて設計認証を受けている様です。
おわりに
ロードバイクより技術革新が早いマウンテン
バイク。その理由は欧米ではロードバイクより
マウンテンバイクに乗っている人が多いこと、
走る場所が舗装路のロードバイクと違い、
目まぐるしく変わるので、走行時の快適性、
走破性が重要になっているからです。
近い将来、ロードバイクのパーツのシェアも
シマノを追い越すかもしれません。