ロードバイクのある生活

【ロードバイク】シマノ 2022年第一四半期決算で前年同期比を上回る実績【コロナとロシア】

シマノの2022年第1四半期決算短信が

公開され、ウクライナ・ロシア戦争に

よる経済の混乱においても業績は

好調のようです。

売上、利益とも前年同期比を上回る

オミクロン株の拡大による景気停滞からの

回復の兆しが見え始めた矢先のウクライナ・

ロシア戦争により、景気回復や個人消費に

水をさしたものの、依然として自転車や

釣具への高い関心と需要が継続し、

第一四半期は売上高で前年同期比を

約14%上回る1440億円、営業利益

(本業で得た利益)は前年同期比を

約17%上回る380億円、経常利益

(本業以外の利益を含めた会社全体の

利益)は前年同期比を約7%上回る

394億円となったとの事。

感染拡大対策から経済再生に舵を切った欧米での消費が好調を後押しか

地域別でみると、感染拡大防止から

経済再生に舵を切った欧州は、

オミクロン株の拡大による景気停滞からの

回復の兆しが見え始めたなか、ロシアに

対する経済制裁により、エネルギーの

供給不足や原材料価格の高騰、インフレの

加速が消費者心理に水をさし、個人消費は

現状維持となりました。同様に経済再生に

舵を切った米国でもインフレの加速が景気への

悪影響が懸念されたものの、個人消費は安定

して推移、中国は厳しいゼロコロナ措置

(上海市におけるロックダウン)の影響で

個人消費は低迷、日本もまん延防止等

重点措置により経済活動は自粛傾向が続き

個人消費が下振れしたと分析しています。

ハイエンドクラスのパーツ在庫はまだ回復傾向、エントリー・ミドルグレードの在庫は適正な水準に戻りつつあり

世界的なサイクリングブームは落ち着きを

見せ始め、エントリー・ミドルグレードの

市場在庫は適正な水準に近づく一方、

ハイエンドグレードを中心とした需要は

相変わらず高めとの分析。欧米における

自転車推奨政策が需要を支えており、

特にE-BIKEの急速な普及もそれを後押し

しているようです。

(シマノHPより E8080シリーズ)

コロナのせい、の次はロシアのせい。

これは2月8日付の記事で、ウクライナ・

ロシア戦争はまだ始まっていません。

この時はコロナ禍における原材料費や

輸送コストの上昇を理由に値上げする、と

してきましたが、今後は戦争による

エネルギー資源のひっ迫、インフレ、

円安を理由にさらなる値上げに踏み切る

恐れがあります。

パーツの安定供給もなく、ただ値上げする

というのは、メーカーとしての姿勢を

問われることにもなりかねません。

おわりに

コロナによる自転車バブルは終息の

気配、というのがシマノの見解ですが

今後はエネルギー資源節約のために

自転車を活用しよう!的な流れになると

予想します。ただ発電に必要な石炭、

原油、天然ガスなどが戦争により供給が

不安定になれば、パーツの供給もさらに

遅れることが予想されます。買いだめは

よくないですが、メンテナンスをこまめに

行い、メカトラブルの目をつぶしておいた

方がいいかもしれません。

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