コロナ騒動や長い梅雨でローラー練習が
続いているかた、家族や他の住人から
「うるさい!」と苦情は出ていませんか?
騒音の正体はローラー台の振動
ローラー台の側にいないのに騒音を
感じるのは、ローラー台から発せられた
振動が床板から家の骨組みに伝わり、
他の部屋の壁や天井を細かく揺らす事で
内部の空気が振動し、それが耳に音となって
伝わるためです(固体音といいます)。
洗濯機の駆動音、特に脱水時の音が家中に
聞こえるのと同じ原理になります。
タイヤの駆動音(チェーンの音やシフト音)
は空気中を伝わる音なので、壁や距離で
音をかなり遮断する事ができるので、
ほとんど問題になりません。
振動を床に伝えない方法は以下のやり方が
あります。
- ローラー台を床に直に置かない
- 振動を弱めるため床から離す
- 床との間に防振材を挟む
ローラー台を床に直におかない
ローラー台にゴム足は取り付けてありますが
あくまで床を傷つけない為で、振動を軽減
する働きはほぼありません。
まずは、床にスポンジマットを敷きましょう。
最低限の防振作用がありますし、大量の汗で
床が汚れる事も防いでくれます。
振動が伝わらない様に床から離す
振動のもとであるローラー台を床から離せば
床に伝わる振動も弱める事ができます。
ただし、高くしすぎると乗り降りが大変
ですし、ローラー台のバランスが悪くなり
非常に危険です。クリートを外して足を
ついた時にトップチューブに股間を
打ちつけない高さにしたほうがいいです。
床との間に防振材を挟む
床とローラー台を離した間に防振材を
挟む事で、より振動を床に伝えるのを
防ぐことができます。
簡単に手に入る防振材は洗濯機の足に
使うゴム製の防振材で、値段も手ごろ
ですが、洗濯機の足のサイズと本数に
合わせているので、一部のローラー台
には合わない可能性があります。
(3本ローラー台は足が4本以上の物が
多い
コンクリートブロックやレンガの上に
ローラー台を置くやり方もあります。
振動は質量の大きい物で減衰される
事を利用したやり方です。しかし、
重いのでトレーニングのたびに
出したりしまったりする事には向いて
いません。ローラー台を出しっぱなし
にして怒られない場所が用意できる
人向けです。
クーラーなどの電化製品を設置する時に
設置する防振ゴムは、ホームセンターで
購入でき、軽量で安くローラー台の種類を
選ばないので、一番のオススメです。
防振ゴムも種類が豊富ですが、普通の平らな
ゴムより畝(デコボコがついた物)のほうが
振動を分散してくれるので、振動を減衰する
効果が高いです。また、固いゴムと柔らかい
ゴムをサンドイッチする事でより振動を吸収
減衰する事ができます。
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ちなみに上の写真は自宅で使っている
防振ゴム。高さは3cmで、6個使って
4本ローラー台の足とスポンジマットの間に
挟めています。一番上が畝がある防振ゴム、
真ん中は柔らかいウレタン発泡ゴム、
一番下が硬質ゴムです。固い素材で柔らかい
素材をサンドイッチしています。かかった
費用は6個で2000円くらいです。
ローラー台を使った練習は2階にある主寝室
の隣部屋で、家事の関係から21時過ぎ以降
しかできないのですが、今のところ奥さん
から苦情はありません。また1階の両親から
も苦情もありません。
おわりに
他の家族や、住人を気にして思い切り
ローラー台練習をすることに二の足を
踏んでいる方はぜひこの方法を試して
見てください!