コロナウィルスの影響で延期になった
ツール・ド・フランスが開催中ですが、
ディスクブレーキ使用チームのブレーキ
ローターについて話題になっています。
ブレーキローターがマウンテンバイク用?
(シクロワイアードより転載)
ジュリアン・アラフィリップや
アダム・イェーツ、マルク・ヒルシが
ブレーキローターをデュラエース では
なく、マウンテンバイクの最高グレードで
ある、XTRのブレーキローターを使って
いるとの事です。アラフィリップは前の
ローターは160mm、後ろは140mmを使用
している模様です。
Why are teams using mountain bike disc rotors at the Tour de France?
Various teams spotted using Shimano XTR rotors in place of Shimano Dura-Ace. We speculate whyhttps://t.co/P9ChQMMxqa pic.twitter.com/aOePtxqArQ
— Cyclingnews.com (@Cyclingnewsfeed) September 17, 2020
海外の雑誌「cycring news」ではそれぞれの
ブレーキローターの特徴からなぜプロ選手が
ロードバイク用ではなくマウンテンバイク用の
機材を選んだか、記事にしています。
軽量化や音なりの防止、横風が吹いた時に
風の抜けを良くする狙い・・・など、真実
は本人とそのメカニックしか 分からない
のですが、一般チャリダーから見ての
大きな違いはデュラエースローターの方に
比べ、XTRのローター部分には穴が多く
開けられている事です。デュラエースの方は
穴が少なく円盤の様な形ですが、XTRの方は
手裏剣の様な形をしています。
(シマノHPより。写真は140mm)
ブレーキローターサイズは203mm、180mm
160mm、140mmとなっています。ロード
バイクに使うなら140〜160mmとなります。
気をつけるのは、ハブにローターを固定する
方式が2種類あることです。
内スプライン方式と外スプライン方式で、
固定する時に使用する工具も違います。
内スプライン方式はスプロケットを固定
する工具を使用して固定します。
外スプライン方式はシマノホローテックⅡの
BBの固定工具が必要になります。
内スプライン方式はスルーアクスルの径が
12mmの場合、外スプライン方式は12mm径
15mm径に対応しています。ディスクロード
バイクの一般的なスルーアクスル径は12mm
なので内スプライン方式、外スプライン方式
両方対応しています。ただし、ハブの形状で
内スプライン方式が使用できない場合もある
ので購入する時は注意が必要です。
おわりに
チャリダーとしては、プロと同じ素材を
使ってみたいところです。それぞれの値段を
調べてみました。
シマノ(SHIMANO) ディスクローター RT-MT900 140mm センターロック ナロータイプ
140mmだと、XTRの方が高く、160mm
だとデュラエースの方が高いです。
制動力は直径が大きいほうが高いですが
やはり軽さを重視する人が多いようです。
私も試してみたいと思います。