一都三県から始まった第二次緊急事態宣言
発令ですが、うちもウチもという流れで
どんどん増えていくでしょう。
一方、変異種が猛威を振るうイギリスは
三度目のロックダウンを発動、より厳しい
措置をとっています。
- 特定の理由(必要不可欠な医療、地元での食料品の購入、運動。在宅勤務が困難な人の通勤など)以外の外出は原則禁止
- 学校は閉鎖され、2月中旬までリモート学習に切り替わるが、保育園は継続。
- 今夏の期末試験について、通常通りの実施はない
- 大学もオンライン授業を継続
- レストランはデリバリーを継続できるが、アルコールの持ち帰り販売は禁止
- ゴルフ場、テニスコート、屋外ジムなどの屋外スポーツ施設は閉鎖
- 屋外の児童遊園は継続
- アマチュアの団体競技は禁止。プロ競技は継続できる(プレミアリーグなど)
サポートバブルという考え
イギリスでは2020年6月の第二次ロック
ダウン発動後から「support bubble」
(サポートバブル)という取り組みを始めて
います。「支援の膜で覆われた安全圏」と
いった意味あいで、対象は一人暮らしの人、
18歳未満の子供がいるひとり親世帯です。
それらの人々が長引く孤独から精神的に
追い詰められることを回避する目的で、
その世帯間では移動や宿泊に制限はなく
ソーシャルディスタンスも必要としないと
いうものです。
※ただしサポートバブルの世帯の途中からの
変更禁止、サポートバブル内にコロナ陽性者
が出た場合、全メンバーが世帯隔離に関する
助言に従わなければならない等条件も厳しい。
「地元」の範囲で、もめるイングランド
(Photo by LEON NEAL/AFP via Getty Images)
そんななか、運動ができる範囲がどれくらい
なのかイギリスのチャリダーの間でも
混乱があるようです。
事の発端はボリス・ジョンソン首相が自宅
から7マイル(約11km)離れた場所で自転車に
乗っているのを報道され、野党が「首相が
違反してたら意味ないんじゃね?」と追求
した件でした。政府から出されたガイダンス
では「運動は1日1回に制限し、地元から
その他の地域に出るべきではない」となって
います。この「地元」がどのあたりまでなのか
明確な線引きがない事が問題を複雑化させて
いました。警察関係者は「自分たちが住む地域
の1人の力で到達できる範囲内、誰にも会う事が
なければ問題ない」との意向を示しています。
日本もイギリスに倣うか?
振り返って日本はまだ要請、自粛レベルで
違反者に法的措置を課す事はありませんが
入院拒否の感染者には1年以下の懲役、
または100万円以下の罰金を想定した法律
改正に向けて動き出したようです。
まあそれくらいやったほうがいいでしょう。
そういえば「俺はコロナだ!」と言って捕まった人はどうなったんでしょう?
政府、入院拒否のコロナ感染者に懲役刑想定(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/dhCMPL45il— yamadai@ロードバイクに乗るアラフィフおじさん (@yamadai606) January 13, 2021
おわりに
同じ島国ですが、コロナへの対応は180度違う
日本とイングランド。感染者や死亡者数が
段違いなので仕方ない部分はありますが。
日本でもロードバイクでサイクリングできる
範囲についてコロナウイルスが流行し始めた
ころには色々な意見が出ていましたが、
現在はうやむやになっている形です。
今後より厳しい規制がかかる場合を想定し
注意する必要があるでしょう。