アメリカの特許商標庁から4月1日に
公開された中に12速リアスプロケットの
出願情報がありました。
ついに12速スプロケットの詳細が公開
12速12速その2
今まではフロント、リアディレイラーの
図面の一部にスプロケットの図があり
ましたが、小さすぎて12速かどうか明確
ではありませんでしたが、今回はしっかり
12枚のギアが記載されています。
ハブまた、スプロケットを装着するハブの
図面も公開されています。記載されて
いるハブはディスクブレーキローター
を固定する台座があり、12速はディスク
ブレーキ専用かと思いましたが、説明を
見ると「ブレーキロータ支持体は、ハブ
本体とは別個の部材であり得る」とある
ので、リムブレーキ用も想定している
ようです。
固定はロックリングで行うのは変わらず
12速 ロックリング込みギアの固定方法は従来と同じように
ロックリングで行う方式のようです。
固定する時に工具を差し込む穴も
現行と同じ個数あるので、工具は
今までの物が使えそうです。
ハブは新設計、現行の11速スプロケットは互換性なし
habuhasuu現行のデュラエースハブの歯数が9に
対して新しいハブの歯数は29と、
かなり多くなっています。そのため、
現行の11速のスプロケットは使用
できない可能性が高くなりました。
(シマノHPより転載)
これはマウンテンバイクのグレードで
あるXTR、XT、SLXに採用されている
「マイクロスプライン」を発展させた
技術の様です。
ハブ胴ハブのサイズは上記のようになって
おり、現行の142mmスルーアクスルが
使えるロードバイクは12速化できそう
です。
台座にギアを1枚ずつ固定して適宜外せるタイプに変更?
GIAこの図を見ると、1枚の大きな台座に
ギアを1枚ずつ載せていき、スペーサー
で固定するタイプの様に見えます。
SUPE-SA-大きいギアははめ込み式、ギアが小さく
なるにつれて押さえて固定するタイプの様に
見えます。
台座はマウンテンバイクのXTRシリーズと
同じスパイダーアームの形をしていますが
細部が違う様です。
おわりに
いよいよ12速の核心部分の情報が解禁され
ました。とりあえずわかったのは、現行の
スプロケットは使用できない可能性が
高く、12速はディスクブレーキと
スルーアクスルタイプを標準とする事
です。もし12速を使ってみたい、と
いう場合は、12速用のホイールを新規
で購入するか、ハブを交換してホイールを
手組するしかありません。
まだ正式発表はないので特許情報からの
推測であることをご了承下さい。