自分たちの関わり合いにならない所で
自転車市場における流れが変わりつつ
あるのでは、という記事がありました。
電気自動車の需要増を見越してリチウムイオンバッテリーやアルミが高騰の模様
日経新聞の記事ですが、脱酸素の流れから
電気自動車などに必要なバッテリーメタルや
再生可能エネルギー向けにアルミなどの
価格が高騰しているとの事です。
e-BIKEも欧米で需要が増えているので、無関係ではないかも。
バッテリーメタル、増す価格急騰リスク EVで需要拡大: 日本経済新聞 https://t.co/xuhOYc7EgE— yamadai@ロードバイクに乗るアラフィフおじさん (@yamadai606) August 16, 2021
電気自動車に必須のバッテリー素材である
リチウム、ニッケルやコバルトなど非鉄金属が
需要拡大で一段と価格が上昇する見通しです。
コスト高や調達難を避けるため、自動車や
電池メーカーは資源確保や金属の使用を
減らした代替品の開発を加速させています。
アルミフレームの自転車にも影響が出そう。
アルミ、約2年8カ月ぶり高値圏 LME: 日本経済新聞 https://t.co/nCQFs3HBx2— yamadai@ロードバイクに乗るアラフィフおじさん (@yamadai606) August 16, 2021
またエンジンブロックを作る為のアルミ
金属(インゴット、鋳塊)や切りくず等
(アルミはリサイクルしやすいため、
加工の際に出る切りくず等も取引される)
も需要増から2年8か月ぶりに高値圏と
なっています。
バッテリー素材の高騰はe-BIKEの価格高騰に繋がる
-
【ロードバイク】e-bikeは最強のアクティビティツールになる!予定。【マウンテンバイク】
自転車に発動機を付けて走行する機構は それこそ大正時代からありました。 「モペット」と言われる、自転車の フレームにエンジンを取り付け、ペダル を漕ぐことでエンジンを点火させる乗り物 です。ここからよ ...
続きを見る
欧米では既にスタンダードになっている
e-BIKEですし、これから日本でも需要が
増えていくでしょう。上の記事の様に
リチウムなどの素材の調達が難しくなり
e-BIKEの方も値段が高騰する可能性が
高いです。
アルミフレームもカーボンフレームなみに高価になる・・かも
また、フレームにアルミ素材を使っている
ロードバイクやマウンテンバイクも値段が
高くなるでしょう。
アルミ素材はフレームだけでなくステムや
ホイールにも使われており、アルミ素材の
高騰は自転車全体の価格高騰に繋がる
可能性があります。
メーカーもすでに値上げの動きに
-
【ロードバイク】スペシャライズドが一部製品を7月1日から順次値上げ!【コロナのせい】
【お知らせ】いつもスペシャライズド製品をご愛顧いただきありがとうございます。昨今の原材料費、輸送費等のコスト高騰により、一部商品の価格改定を行うことになりました。今後も商品開発及びサービス向上に努めて ...
続きを見る
実際にスペシャライズドは展開する
自転車の殆どを値上げしています。
この動きに追随して各メーカーも
値上げに動く事が予想されます。
世界情勢も材料費の値上げに関係する
アルミはボーキサイトという鉱物を
製錬して作ります。ボーキサイトの
産出量が一番多い国はオーストラリア
ですが、アルミの生産量の世界一は
中国です。ちなみにボーキサイトの
産出量の2位も中国です。
中国はコロナウイルスや人権問題で
世界各国との関係が悪化しつつあり、
G7(フランス、アメリカ、イギリス、
ドイツ、日本、イタリア、カナダ)
では中国に否定的な印象を持つ割合が
60%を超えています。このことが資源
の輸出入に大きな影響を与え、原材料
の不足による価格高騰を更に進める
可能性があります。
おわりに
コロナウイルスで世界的に停滞して
いるかと思えば、すでにアフター
コロナを見越して動いている国も
あり、今後の動向が注目されます。