ロードバイクのハンドルに巻くバーテープは
値段がかなりバラバラだけど、何が違うの?
どういった基準で選べばいいのかな?
バーテープは滑り止めや路面からの振動吸収の役割がある
ロードバイクのハンドルは金属やカーボンなど
様々な材質で作られています。表面はツルツル
しており、素手で掴むとグリップが効きません。
特に雨や汗で手が濡れると余計に滑りやすくなり
ゴール前のスプリントでハンドルを左右に振って
のモガキあいで手が滑ってとても危険です。
また路面の振動がハンドルから直に手に伝わる
ので長距離を走るほど、手が痺れやすくなり
ます。バーテープはそれらを防止する役割が
あるのです。
材質は大まかに分けて7種類ある
- コルク:手触りがよく、衝撃吸収性があるが、雨で濡れると劣化が早くなります。強く引っ張ると破れやすいので、巻くときには注意。EVA素材のコルク調バーテープ もある。
- EVA素材:ポリエチレンよりも軽く、柔軟性と弾力性、耐久性を持ち強く引っ張っても千切れにくい。現在はこの素材が主流。
- DSP素材:Dura Soft Polymer(デュラソフトポリマー)という素手で触ると手に吸い付くような感覚で、雨や汗で濡れてもグリップ力が落ちない。厚さも様々。
- ポリウレタン:薄くて柔らかい触り心地の素材です。強度が高いので引っ張っても破れにくく、安心して巻くことができます。
- コットン:綿素材でクッション性はないものの、グリップ力に優れる。引っ張っても破れにくいが巻き方にコツがあり、今はあまり使われていない。
- 本革:使えば使うほど風合いが出る、握り心地が柔らかいなどの特徴があるが引っ張りに弱い事、水に弱く手入れを怠るとすぐダメになってしまう。他のテープに比べ高価。
- ポリエチレン:合成樹脂の一種で、強度が高く、摩耗に強い素材。ポリウレタンと混合したタイプもある。
バーテープの厚さは振動吸収性に比例する
バーテープが厚ければ厚いほど路面からの
振動が腕に伝わらず、腕がしびれにくい
メリットがあります。ただし重量が増す、
握りが太くなるので、手の小さい人には
握りにくくなるデメリットがあります。
逆に薄いバーテープは振動吸収性には
劣るものの、軽量で握りやすいです。
バーテープの選び方は見た目1番、握りやすさ2番
バーテープはある意味ロードバイクの
一番目立つ場所を飾る事になります。
バーテープの色がロードバイクの
イメージを生かすことも殺す事にも
なります。
オススメは以下の通り
- フレームの差し色と合わせる
- シートポストの色と合わせる
- サドルの色と合わせる
フレームの差し色と合わせる事で、
フレームの他の色との配色のバランスが
とれ、全体像がまとまって見えませんか?
次はサドルの色と合わせる事で、同じ色が
平行にならび、全体像がまとまって
見えます。
フレームが単色の場合、ロゴの色と
合わせてみてもいいでしょう。
「いや、自分はそんなありきたりでは
ない、デザインの裏付けがある色選び
がいい!」という方は「色相環」を
使用した色選びをオススメします。
デザイナー必見!デザインに役立つ配色の基本【初級編】 | ajike switch https://t.co/3Iz2tpdpcN
ロードバイクのバーテープの色選びに。
色相環を使用してフレームの色にあうものをさがしてみましょう!— yamadai@十和田市でロードバイク関係のブログ4か月毎日更新中 (@yamadai606) June 25, 2020
次は握りやすさですが、オススメは
厚さが薄いバーテープです。
厚さが薄いと振動吸収性が悪くて
腕がしびれる、と解説しましたが、
それはグローブを着用する事で
ある程度解消できます。手の大きさに
ハンドル径が合わないほうが、手の
負担が大きいです。
実際使った(ている)オススメバーテープ
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厚さも1.8mmと薄く、雨や汗で濡れても
滑らず、すぐ乾きます。色は4色と若干
少なめだが、白、黒、赤、青と基本の
色は押さえています。
デメリットを上げれば、バーテープを
貼り付けるための粘着テープの質が
悪く、バーテープ交換時にハンドルに
粘着テープが残ってしまいやすい点
です。
Fizik(フィジーク) Vento マイクロテックス タッキー(2mm厚) バーテープ
終わりに
バーテープは路面からの振動吸収や
ハンドルを力強く握った時の滑り止め
ロードバイクを引き立てる役割をもって
います。
今後バーテープを交換する時に参考に
していただきたい思います。