自動車メーカーのホンダが取り組んでいる
新事業創成プログラム「IGNITION」から
電動三輪車を開発、製造、販売を一手に
行う「株式会社ストリーモ」が誕生し、
その第一弾である「ストリーモ」が発表
されました。
道路交通法の改正により免許不要で公道を
走行可能になる電動キックボードですが、
気軽さの一方、自転車より高い事故率が
懸念されています。
ストリーモは後輪を2輪にすることで、
直進性、路面走破性の安定を図って
います。
なお、ストリーモは原付バイクと同じく
原付一種の免許が必要で、車体サイズは
全長1090×全幅480×全高1180mmで、
重量は約20kg。約3時間半の充電で
30km(郊外実測値)走行でき、
最高時速は25km/hとなっている。
また、6km/h、15km/h、25km/hに
速度を制限する3種類の走行モードを
備えているとの事。
また後輪を2輪にすることで、乗ったまま
停車しても左右にバランスを崩して転倒する
リスクを軽減しています。しかし電動三輪車は
カーブを曲がる際に遠心力が働き、ハンドルを
切った方の後輪が浮いてしまい、転倒する
危険性が危険性がありました。
ストリーモは、フレーム中心部分が左右に
可動する様になっており、ハンドルを
切っても後輪が浮かない様になっています。
ストリーモは2022年内に販売開始予定と
なっており、6月13日から先行限定品が
抽選で販売されました。値段は26万円
との事。
おわりに
首都圏のように道路が狭く、駐車場もない、
もしくは賃料が高い、歩くには遠いが、
車やバイクを使うまでもない距離に何でも
あるような地域では電動キックボードは
重宝する事でしょう。また、ホンダの
様な、実績のある企業が支援して誕生
した会社が製造販売するというのは
製品の品質にも安心感がもてます。
ただ懸念点としては、昨今の半導体
不足でバッテリーを使用する電動
キックボードがどれだけ流通するかと
いう事ですが・・・。