ロードバイクのある生活

【ロードバイク】ロードバイク界のペレ、マラドーナ エディ・メルクスを知ろう【ベルギーの英雄】

サッカー界のスーパースターである

ディエゴ・マラドーナ氏が現地時間25日

に60歳の若さでお亡くなりになりました。

心からお悔やみ申し上げます。

スポーツ界には記録を残す選手や記憶に

残る選手が数多くいますが、ロードバイク

の世界でもそれは変わりません。

今回はロードバイク界のスーパースターに

スポットライトをあてていきます。

「チャンピオンの中のチャンピオン」 エディ・メルクス

  • ツール・ド・フランス4年連続総合優勝(通算5回総合優勝
  • ジロ・デ・イタリア3年連続総合優勝(通算5回総合優勝
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝1回
  • ロードレース世界選手権 3回優勝(アマチュア時代を含めると4回)
  • その他、ワンデイレース多数優勝
  • アワーレコード保持者(49.43195km)
  • '64東京オリンピック ロードレース ベルギー代表

出場したレース全てに勝ちに行く貪欲さから

人喰い(カニバル)と言われたベルギー出身の

ロードレース選手です。

1961年、16歳で競技を始めてからわずか

3年でオリンピックのロードレース代表に

選ばれアマチュア世界選手権を制するなど

早くから将来を嘱望されていました。

1965年、20歳でプロに転向。67年には

世界選手権、68年にはジロ・デ・イタリア

総合優勝、1970年にはジロ・デ・イタリア

とツール・ド・フランスを両方制覇する

「ダブルツール」を達成。サッカーで例える

ならUEFAチャンピオンズリーグと、クラブ

ワールドカップを両方制覇する、といった

感じでしょうか(ちなみに同一年で両方制覇

しているのはレアル・マドリードのみ)

72年には1時間で何km走れるかを競う

「アワーレコード」に挑戦し49.43195km

を記録。「(記録を塗り替える事は)永遠に

不可能」とまで言われました。

圧巻なのは74年のツール、ジロ制覇の

ダブルツールと、世界選手権制覇を合わせた

「トリプルクラウン」を史上初めて達成した

(トリプルクラウンは現在までメルクスを

含めて2名しか達成していない)事です。

これもサッカーで例えるならワールドカップ

と上記2つの大会を制覇するのと同じ位

難しいです。

この年のツール・ド・フランスでは

ステージ優勝8回という圧倒的な記録も

残しています。ツール・ド・フランスと

ジロ・デ・イタリアを5回優勝しているのは

メルクスただ1人です。

彼は1978年に引退しましたが、その後は

自らの名前を冠したフレーム制作を始め、

現在でもそのメーカーは存続しており、

75歳を迎えた現在でもロードレースファン

からは畏敬を込めて「カンピオニッシモ」

(チャンピオンのなかのチャンピオン)と

呼ばれています。

勝ちに異常にこだわるメルクスさん

勝ちに異常にこだわる彼のエピソードは

枚挙にいとまがありません。その中でも

1968年のジロ・デ・イタリア、1969年の

ツール・ド・フランスでは総合優勝、

ポイント賞、山岳賞すべてを独占するという

空前絶後、唯一無二の記録を残しています。

これはサッカーワールドカップで例えると

ゴールデンボール、ゴールデンブーツ、

ゴールデングローブすべての賞の独占、

日本のプロ野球なら首位打者、本塁打王

盗塁王を独占するほど困難な事です。

現在のロードレースは分業制でポイント賞

狙いなら山岳は足切りされない程度に力を

抜いて後方待機、山岳賞狙いならスプリント

ポイントは無視して山に入るまで脚を使わ

ない事を徹底しているので、メルクスの記録

を更新する選手は今後現れないでしょう。

強すぎた事が却って選手生命を縮める事に

強すぎる選手はアンチも多く生み出す宿命

ですが、メルクスもその例に漏れず、結果

選手生命を絶たれる原因にもなりました。

1975年ツール・ド・フランス第14ステージ

の山頂ゴール直前にアンチの観客から腹に

パンチを喰らってしまいます。

その影響から第15ステージ以降急激に体調を

崩して落車、骨折を負うもののリタイアせず

走りきり、総合2位でフィニッシュします。

その無理がたたったのか、翌年以降勝利から

遠ざかり、3年後の1978年に引退しました。

75年のツールで無理をしなければ翌年も優勝

できたと言われており、通算総合優勝回数は

更に増えたと言われています。

ロードレースの帝王からベルギーの英雄に

数々の勝利や記録を打ち立てたメルクスは

母国ベルギーの英雄として熱狂的に迎えられ

地下鉄の駅に自らの名前を冠する栄誉を受け

ています。2019年のツール・ド・フランスは

メルクスのツール初優勝50周年を祝って

ベルギー首都ブリュッセルがスタート地点と

なりました。ベルギーのフィリップ国王から

「国の輝きに貢献し、私たちに無数の喜びと

時間を与えてくれた」と、最大の賛辞を

送られています。

おわりに

エディ・メルクスはまさに100年に1人の

逸材、ロードレース界の至宝です。

プロ野球で例えるなら王貞治と長嶋茂雄

野村克也を足してギリギリ、サッカーなら

ペレとマラドーナを足した存在でしょう。

これからメルクスと肩を並べるような

選手が現れてくれることを期待しましょう!

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