ロードバイクのビンディングシューズを
購入したけど、どうもしっくりこない。
新しいシューズを買わなくても足に
合わす方法はないだろうか?
インソールで足のホールド感がかわる
市販されているシューズは、誰の足にも
合うようにある程度自由度を持たせた
インソールが付属しています。
ただし人の足裏のサイズや形は千差万別
で、インソールが合わず靴の中で足が
動いたり、力が一部分にかかって痛みが
出る事があります。
インソールを変える事で、それらの
不満を解消する事が可能です。
ロードバイクのインソールは、
フィット感を向上させ、膝の故障や、
足裏の疲労軽減につながるように
作られています。
スペシャライズド BG SL FOOTBED
このインソールの特徴は土踏まずの
アーチサポート。土踏まずの形に
合わせて3段階の形状が用意されています。
- フラットアーチ向けの赤色、+1
- ミドル又はジェネラルアーチ向けの青色、+2
- ハイアーチ向けの黄緑色、+3
一番メジャーなインソールです。
インソールを選ぶ際に専用の測定機器で
足のサイズや土踏まずの形を測定し、
選択できます。値段も4950円とお手頃
となっています。
FUSION-FLEXI+S
元競輪選手と松本義肢製作所が共同で
作り出したインソールです。
競技ごとに違う足の動きに注目し、
その動きに最適化したインソールを
開発、販売しています。
FUSION-FLEXI+Sは、柔軟性よりも
安定感やダイレクト感が重視される
競技に使用する目的で開発された
インソールです。
安定性の秘密は足底部の縦アーチと
横アーチをしっかりと支持する
スタビライザーです。
白い繊維強化樹脂に貼られた黒いパーツが
スタビライザーです。
かかとの部分を避けるように貼られて
いるので、かかとに過度の負担が
かからず、疲労度の軽減の繋がって
います。
少しわかりにくいですが、中央部が
少し盛り上がっており、土踏まずが
ピッタリフィットするように作られて
います。
ホールドする部分の比較
横から見るとかかとから土踏まず全体が
繊維強化樹脂で包み込むような作りに
なっていることがわかります。
ガッチリホールドされて足が横に
動く事はありません。
スペシャライズドのフットベッドと
アーチの深さを比較するために
マスキングテープを貼りました。
フットベッドはアーチを保持する
高さがFUSION-FLEXI+Sの半分以下
です。
材質もフットベッドは折り曲げる
事ができますが、FUSION-FLEXI+S
は繊維強化樹脂で固められている
ので、手で曲げる事はできません。
FUSION-FLEXI+Sは包まれているのに圧迫感がない
実際に3年間FUSION-FLEXI+Sを
使用した感想です。シューズは
S Works shoes 5です。
かかと部分から土踏まずの中間
(アーチが一番深い場所)までの
ホールド感が強化されて、BOA
ダイヤルで締めこまなくても足が
シューズの中で動く事はありません。
裸足で履くとさすがにすこし隙間が
できるので、ソックスは必ず履き
ます。土踏まずがホールドされて
踏み込んだ際に足がシューズの中で
動かないので、力が左右に逃げる
ことなく真下に伝わります。
かといってガチガチにホールドされて
いるわけではなく、圧迫感もありません。
購入時は足先を自分に合わせてカットする手間がある
購入を決めたら、公式HPから自分の
足のサイズを確認します。
購入は公式HPや
Amazonでも可能です。
購入後、説明書を参考に自分の足に
合わせて先端をカットしなければ
ならないのが唯一の手間になります。
終わりに
どんなに高価なシューズを購入しても
足に合わなければ本末転倒です。
逆に言えば安いシューズでも適切な
インソールで足にピッタリ合わせれば
最善のパフォーマンスを発揮する事も
可能です。
シューズの購入を検討している方は
その前にインソールを検討しては
どうでしょうか?