世界ではマウンテンバイクやロードバイクに
モーターを搭載したe-BIKEが大人気です。
日本はと言うと、e-BIKEはそこまで普及して
いません。値段が高い事が最大の要因ですが
買物や子供の送迎にも使えて、e-BIKEより
値段も10分の1程度と安い電動アシスト
自転車が普及しているのも要因の一つです。
ただ、電動アシスト自転車はその重量から
歩道橋や地下駐輪場への移動時に押して
歩くのがかなり辛いのが難点でした。
パナソニックが押し歩き機能搭載の電動アシスト自転車「ビビ・L・押し歩き」を発売
jn210521-1高齢者の運転免許自主返納による代替の
交通手段や、子供の送迎、買い物などで
電動アシスト自転車はその数をどんどん
増やしていますが、上記の様にその重量が
問題でした。
本来、自転車は軽車両の扱いなので車道を
走らなければいけないのですが、降りて
押す時に限り、歩行者として歩道を移動する
事が認められます。その時に重さが普通の
自転車の倍はある電動アシスト自転車を
押すのは高齢者や女性には辛いです。
しかし、2019年12月1日に改正道路交通法が
施行され、原動機の駆動により押し歩きを
補助する自転車についても、歩行補助車等と
なり、歩行者としてみなされることとなり
ました。ただ無条件とはならず、以下の
3つの条件を満たした場合に限ります。
- 押し歩き時の駆動速度が6 km/h以下であること
- 乗車装置(サドル)が使えず乗れないこと
- 自転車から離れると駆動が止まること
パナソニックはそれらの条件を満たして
満を辞して発売となりました。
シマノも押し歩き用の特許を出願していた
文書名0シマノもアメリカ特許情報庁に押し歩き時の
アシスト機構の特許を2020年10月に出願
していました。
ただ、上記の3つの条件を満たす内容の情報が
ないので、現状ではシマノが出願情報に沿った
製品を出してきても、日本の歩道で作動させて
歩く事はできません。
おわりに
パナソニックの技術で電動アシスト自転車が
更に普及していくのではないでしょうか。
e-BIKEももう少し値段が下がってくれれば
いいのですが・・。