発表された新型デュラエース 、アルテグラ
には今は手を出さない方がいい、と言う話。
いつ手元に来るかわからない
ワイズロードなどの大型店では早速予約が
始まっていますが、新型デュラエースの
納期は10月下旬ごろ、とされています。
アルテグラに至っては納期未定です。
コロナウイルスによるロックダウンで
海外の工場が操業を停止したり、従業員が
出勤停止になったりして生産自体が遅延し
運送の現場もロックダウンで止まって
しまいました。現行パーツの納期も上記の
理由に加え、世界的な需要増で延期に次ぐ
延期となっており、いかに生産体制が回復
したとしても、コロナ前の状況に戻るのは
今年中は難しいでしょう。
また、自転車市場が大きい欧米や中国の
方に初期は集中して販売したほうが利益が
出る事は自明の理です。
デュラエースが発表された直後から、
各自転車メーカーが新型を搭載した
完成車の販売を一斉に発表しました。
フレームを売りたいメーカーと、在庫を
持たず、まとまった数を卸したいシマノ
との思惑が一致したやり方と言えます。
このような事から、小売店に卸される
数も制限されると予想されます。
新型のパーツを1つでも組み込むと現行のパーツは使用不可(ホイール、ペダル除く)
文書名2021-2022_Compatibility_v031_jp文書名2021-2022_Compatibility_v031_jp-2
12速に関わるパーツを1つでも組み込むと
ホイールやペダルを除く現行のR9100以前の
パーツは使用できません。
それはバッテリーやバッテリーと変速機を
繋ぐエレクトリックワイヤーも同様です。
エレクトリックワイヤーは現行のものと
新型を繋ぐアダプターも販売されますが
(EW-SD300が新型対応ワイヤーで
EW-SD50が現行ワイヤー)
文書名2021-2022_Compatibility_v031_jp-2文書名2021-2022_Compatibility_v031_jp
ご覧の通り、12速を使うためには
バッテリーも交換しなければなりません。
値段が高すぎる。
デュラエースは約45万円、アルテグラは
約23万円と値段が高すぎ、簡単には手が
出せません。値段に応じた性能なら
手も出せなくはないのですが・・。
シマノTVの解説では変速性能がかなり
向上し、ブレーキの利きしろの幅も
広くなっているようですが、こればかり
は実際に触れて試してみないと分かり
ません。試乗会などが全国で行われる
なら格好のアピールの場になるでしょうが
コロナ禍ではそれもなかなか難しい
でしょう(平時ですらそんな機会は田舎
にはない・・)
おわりに
発表直前直後はテンションがあがりましたが
実際の納期やTwitterでの意見を見るにつれ、
熱が冷めてきている現状です。要するに
「いつ来るかも分からないのに数十万も
払うのは・・」という事です。
現状の11速でも使いこなせているか、と
言われれば、自信をもってYESとは
言えません。購入については、今後の
情報を見ながら検討していきたいです。