ロードバイクのある生活

【ロードバイク】スペシャライズド販売店契約解除から読み取る今後の展望【Eバイク】

私も乗っているスペシャライズドの

ロードバイク。このスペシャライズドが

日本各地の代理店に対して契約解除を

通告した、というのが話題です。

スペシャライズドとの取り扱い契約を打ち切られたとのツイート

新潟県内にあるショップの方も契約解除に

ついて説明しています。

内容を要約すると以下の通りです。

  • 5月中旬に一斉に契約解除通告があった
  • 6月末でそれらの店舗からのスペシャライズド製品の注文を打ち切る
  • 8月以降は6月までに注文したパーツや自転車しか入荷せず、パーツ類は在庫で対応
  • スペシャライズドを取り扱う店が1つもない県が出てくる
  • 打ち切り前に購入した自転車のメンテナンスは継続する。リアディレイラーなどの消耗品は早めに確保してほしい

YouTubeで今回の契約解除について

説明している店舗は、14年前に日本法人が

立ち上がった以前からスペシャライズドの

販売を行っていたそうで、付き合いの短い

長いは関係なく契約を解除されているよう

です。(契約書の内容は守秘義務なども

あるので、分かりません。)

世界的な需要増での在庫確保の一環か

去年からシマノのパーツが半年以上前に

注文しても入ってこないとか、完成車

自体も注文してからかなり待たされる事が

多くなっているそうです。これはコロナ

ウイルスによるロックダウンの措置により

工場が閉鎖になったり、流通が滞ったり

した事が影響しています。

そこにソーシャルディスタンスの観点から

自転車の需要が急増、少ない完成車や資材を

全世界で取り合う形となりました。

(公式Hpより転載)

スペシャライズドはコンセプトストアという

メーカーのメッセージをディスプレイや

販売商品に反映した店舗も展開しています。

いわばコンセプトショップはメーカーの顔で

あり、そこで「在庫ないです」とも言えない

ので、注文に対応できなくなるくらいなら、

代理店を切ってでも在庫を集約しよう、と

考えた可能性はあります。

Eバイク(電動自転車)重視の販売方針への転換か

グローバルインフォメーションによると

Eバイク市場は2019年に約1兆6500億円に

達し、2020年から2025年の予測期間中に

年平均成長率(CAGR)6.21%の成長が

見込まれているとの事。

Eバイクと言っても、都市部を走る目的の

アシスト自転車から、山間部を走れる

マウンテンバイクまでラインナップは幅広く、

スペシャライズドはそのすべてを網羅して

います。

(オンラインショップHPより転載)

今回の件はロードバイクと違い、まだ

技術革新の可能性があるEバイク重視の

経営方針への転換、それに伴いEバイクの

需要が見込める地域への資材投入のための

再編、とも考えられます。

ちなみにEバイクの最大の市場は中国と

ヨーロッパとなっています。

おわりに

2020年4月にスペシャライズドは従業員の

7%を解雇、創業者のマイク・シンヤードは

給料を全額返上、上級幹部も給料の30%を

カットするレイオフを実施しています。

その際に創業者が販売店に送った手紙には

「コロナ禍によって会社の優先順位や目標を

見直さなければならない」

「スペシャライズドは大きく成長しました。

しかし残念な事に、これまで立派に仕事を

してきた人たちが不要になり、新しい人材を

迎え入れなければなりません。

厳しい事を言いますが、これが現実なのです」

と書かれていたそうです。

今回の契約解除はもしかしたら

「優先順位や目標を見直さなければならない」

事の一環なのかもしれません。

 

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