シマノがミドルグレードの「105」を
Di2シリーズに加える等、コンポーネント
の電子化はどんどん進行しています。
それらの機器に電力を供給する方法は、
各社それぞれ違います。
シマノやカンパニョーロは、スティック
タイプのバッテリーをフレームに内蔵、
スラムはフロント、リア各ディレイラーに
バッテリーを取りつけるようになっています。
今回、スラムがアクスル(車軸)内に
バッテリーを内蔵する方法を出願していた
ようです。
バッテリーをアクスルに内蔵するメリットは
- 衝撃でバッテリー、もしくはバッテリー接合部が破損するのを防ぐ
- 外付けバッテリーより水や埃が浸入しにくい
- 充電の際にバッテリーを取りはずす手間がない
SRAMが2021年12月に出願した画像によると、
スルーアクスル内にバッテリー回路を搭載
されており、スルーアクスルの端に端子が
あります。
端子部にSRAMeTapのバッテリーに
接続するパーツをはめ込めるように
なっていて、ディレイラーに取り付ける
事で通常のバッテリーより長く稼働が
できるようになるようです。
スルーアクスル型のバッテリーには
もう一つタイプがあり、専用ディレイラー
ハンガー内に通電ワイヤーがあり、
スルーアクスルと接触する事で、
ディレイラーへの電力供給が可能に
なり、充電方法はUSB-Cを介する事で
行うようです。
おわりに
実際にこれらの製品が登場するかは
まだ未知数です。他のメーカーに先んじて
特許を取得しておこう、という考えかも
しれません。