東京にも大雪をもたらした今回の寒波。
なかなか雪が降らない関東圏の人は負けずに
自転車に乗っていたようですが、少しでも
雪が降ったら乗るのはやめた方がいい、と
思います。
圧雪より怖いシャーベット雪
6日に東京に降った雪は、圧雪道路になるほど
積もらない6cmとの事。気温も0度前後で
交通量も多いことから、道路はシャーベット
状に雪が残る様子をTVでやっていました。
濡れた路面状に残るシャーベット雪は雨で
濡れた路面や、踏み固められた圧雪路より
数倍滑りやすいです。理由は溶けた雪が水の
膜を作り、その上に雪が載っているからです。
タイヤが溶けかけた雪に乗った時に
急ハンドルやブレーキ操作をすると、タイヤが
路面をグリップ出来ず、滑ります。
ロードバイクのタイヤの多くは、自動車の
タイヤと違い、溝がないスリックタイヤで、
径も細いので、グリップ力が回復しないまま
滑るとひとたまりもありません。
雪がタイヤとフレームの間に詰まる
ここ本当に町田?! pic.twitter.com/nVDwarTIyJ
— ワークマン公式アンバサダー│今田イマオ (@imao11) January 8, 2022
雪道を走った方のツイート。「町田」とは
東京都町田市の事でしょうか?
後輪には雪がびっしりついており、
タイヤとフレームの間に雪が入り込んで
います。雪の中にゴミや小さい小石が
混じっているとフレームに傷がついたり
パンクの原因になります。
路側帯が狭くなり、事故のリスクが高くなる
車が走った跡は雪もなくなりますが、
路側帯には雪が残ったままになります。
普段走っているラインが塞がってしまい
より車道側を走る事になるので、追突の
リスクが高くなります。車の側も普段なら
横をすり抜けて追い越す事が難しくなり
渋滞の原因を作ってしまう恐れがあります。
車のスリップの事故も多発していたとの
ニュースもあり、予想もつかない方向から
車が突っ込んでくる恐れもあります。
走るならスパイクタイヤ装備のマウンテンバイクで
スパイクタイヤのマウンテンバイクなら
シャーベット状の雪でも圧雪路でも
不安なく走る事ができます。わだちも
簡単に乗り越える事ができるので、歩道に
緊急的に進入する事も簡単です。
おわりに
雪道を歩くのにも慣れていない地方の
人が、ロードバイクで道を走るのは
かなり危ないでしょう。ビンディング
外して足を道路に着いた瞬間滑って
転んでしまいます。どうか無理しない
様に!