ロードバイク乗りにとってツールドフランス
以上にワクワクするのが「新型デュラエース」
ネタであります。
デュラエースは4年ごとのモデルチェンジを行ってきた
2008年、2012年、2016年と4年ごとに
フルモデルチェンジしたシマノの
フラグシップコンポーネント。
「デュラエース」
慣例でいけば2020年、東京オリンピックに
合わせて満を持して発表・・と思いきや、
2019年末からのコロナウィルス騒動で
その目論見はパーになってしまった感が
あります。
更にツールドフランスも一時は中止は
免れたものの、今後の情勢は依然不透明。
今年のモデルチェンジはないものと思われて
います。
2021年はシマノ100周年。HPに怪しげなカウントダウン
2021年は島野庄三郎が島野鐵工所を大阪府
堺市で創業し国産のフリーホイールを作り
始めてから100周年にあたります。
それに合わせてかHPには怪しげなカウンターが
設置されました。
よく考えると、オリンピックのような大きな
大会にいきなり新型を投入するのは、リスクが
大きすぎます。4年に1度のフルモデルチェンジ
の慣例を破っても100周年と言うメモリアルで
発表、の方がドラマチックです。
新型予想① 12速化
ロードバイクコンポーネントのライバルで
あるカンパニョーロやSRAMは12速コンポ
を既に実戦投入しているので、シマノも
後を追うのは確実です。実際、マウンテン
バイクのコンポ(XTRやDEORE)は12速
に移行しています。
この場合はシマノのデュラエースが10速
から11速に移行したときの悪夢が再現
される可能性があります。
10速と11速で使うフリーボディの幅が
違い、10速のホイールに11速のスプロケ
が合わず、11速を使いたいときは丸ごと
交換が必要になりました。
今回も同様な対応が必要になるなら「別に
12速も使わないから買~わない」みたい
な流れになり、セールスに影響がでる
可能性もあります。
新型予想②Di2完全無線化
完全無線化はすでにSRAMのe tapが
行っています。ただ変速の仕方が、
SRAMオリジナルの左シフトダウン
右シフトアップ 同時押しでフロント
変速で、どうしてもSTI式に慣れた人
(自分を含む)は無線式のSTIを待ち
望んでいます。SRAMにできてなぜ
メイドインジャパンができない!と
言うわけです。インパクト的には
こっちの方が大きいと思います。
新型予想③ディスクブレーキのさらなる洗練化
ディスクロードしか使用しないプロチーム
も増えてきており、スペシャライズド等の
メーカーもディスクブレーキタイプの
フレームしか新作を出さなくなっています。
そのため、STIの握り部分のさらなる改良や
整備性を重視した改良を行ってくることが
予想されます。
新型予想④新型パワーメーター、もしくは値段を抑えた廉価版のリリース
ペダリングモニターを開発販売していた
パイオニアが業績悪化を理由に、一部
資産をシマノへ売却しています。
これはシマノ独自のパワーメーターを
より多機能にする可能性を秘めています。
逆に機能を抑えた廉価版を販売する事で
新たな顧客を取り込む事も考えられます。
また、ペダリングモニターの弱点でも
ある機材の大きさをシマノが克服して
フレーム形状にとらわれないユニット
を開発販売する事も考えられます。
終わりに
シマノはフルモデルチェンジに際して
過去の互換性をまったく考慮しない
ところがあります。それでも根強い
ファンがいて、ブーブー言いながら
購入していたのですが、今回のコロナ
騒動でロックアウトや非常事態宣言に
より外にも出られない状況が長く続く
事を皆が知ってしまいました。
その状況で、互換性のない過去の
機材が不要になるようなモデルチェンジ
を受け入れるかどうか。シマノは
商売ではなく、チャリダーの側に
立った戦略を練っていただきたいもの
です。