日本の特許情報プラットホームの
J-Platpatで、三菱電機が自転車専用の
梱包箱に関する特許を出願しています。
自転車をさかさまにして固定する方式の梱包箱
JPU 003236877-000016特許出願情報をみると、名称は
「自転車通い箱」となっています。
「通い箱」というのは拠点間を
行き来して材料や部品、製品を輸送する
箱のことです。通函箱ともいいます。
製品を輸送する時に段ボール箱を使うと、
使用するたびにへこんだり汚れたりする
ので、ゴミとして処分したり新しい箱を
購入するコストがかかります。
それを減らす為にプラスチックダンボール
(通称プラダン)を使った再利用可能な
通い箱を使っているのです。
今回の特許出願も代理店からお店に自転車を
運ぶための箱と思われます。
JPU 003236877-000017このようにハンドルとサドルを外した状態の
自転車をさかさまにして、シートチューブの
の穴を差し込んでに固定します。ハンドルは
フロントフォークの間に固定して幅が広く
ならないように工夫、ハンドルを外した
ステムに固定後を通してフロントを固定する
仕組みです。車輪はフレームを挟むように
固定するようです。
JPU 003236877-000018チェーンは輸送中に暴れてフレームに
ぶつからない様、リアアクスルにチェーンを
通す部品を取り付けるようです。
三菱電機ロジスティクスとTREKの協力で制作
出願情報を見ると、TREKが協力して
三菱電機ロジスティクスが製作した
製品の様です。
自転車をさかさまに固定するメリットは
フレームからタイヤなどの各部品を付け
外しする作業がしやすいようにとの事です。
おわりに
ロードバイクに全く関わりがなさそうな
メーカーが、私たちのもとに自転車を
運ぶための用具を開発している、と
思うとスゴイ事だな、と思いました。