リムブレーキのロードバイクからの乗り
換えや新規でディスクロードバイクを
購入しようとしている方に1年間ディスク
ロードバイクに乗った経験から注意点を
お知らせします。
注意点① ブレーキの調整が面倒というか素人では無理
リムブレーキはブレーキレバーを握ると
ワイヤーが引かれてブレーキがホイール
のブレーキゾーンを両側から挟み込んで
減速する作りです。ワイヤーが伸びたり
するとブレーキタッチが変わるため、
ワイヤーを張りなおしたりして簡単に
調整が可能です。
ディスクブレーキは油圧の力で動く
パッドで金属製のブレーキローター
を挟み込みブレーキをかけます。
自動車と作りは大体同じですね。
ブレーキをかけた時の摩擦熱が
こもりにくいため、リムブレーキ
より止まりますし、雨で濡れても
制動力は落ちません。
ただし短所としてメンテナンスが
かなり面倒です。シマノの販売店
マニュアルではブレーキオイルの
交換のページが7ページもあります。
ブレーキローターも金属製で間違って
オイルがついてしまうと全く利かなく
なる等、命にもかかわるので、信頼
できるショップに任せたほうがいいで
しょう。
注意点②リアブレーキ取り付けネジが錆びやすい
ちょっと見づらいですが、2本のネジの
うち、上は白く変色、下は赤錆びがでて
います。このバイクは購入して1年、
雨の中を走る事は2~3回しかありません
でしたが、この状態です。外してネジの
洗浄やグリスアップをこまめに行う必要
があります。また交換する場合ですが、
このネジの大きさは1種類ではなく、
フレームの厚さに応じて7種類あるため
交換時は長さを測り忘れないように
しましょう。フロントブレーキのネジ
はここまで錆びることはありません。
注意点③ホイールを外した時にブレーキレバーを握るとホイールが入らなくなる
ディスクブレーキは油圧でローターを
挟み込むパッドを動かします。パッドが
摩耗して隙間が大きくなるとブレーキ
レバーを握った時に隙間を自動的に
調整してくれます。これをローターが
ない(ホイールを外した時)にやると
当たる部分がないパッドがどんどん前に
出てきてしまい戻らなくなってしまい
ます。そうなるとローターが入る隙間
もなくなり、最悪ホイールが入らなく
なる可能性があります。その時は
タイヤレバーなどでパッドを押すと
戻ります。ただしあくまで応急処置
なので、専門のプロに調整を依頼する
のがいいです。
(Venge限定)フレームサイズ49ではドリンクボトルの大きさが限定される。
これからスペシャラライズドのVengeを
購入しようとしている人への注意です。
HPにあるVengeの写真です。多分サイズは
54~だと思います。
ダウンチューブ(ロゴが入っているところ)
にボトルケージを固定するネジが3つある
のが確認できます。しかしフレームサイズ
49の場合、この穴は2つしかありません。
それ以外にボトルを入れようとすると
長さ19cm(エリートの550mlボトル)
以上のボトルはトップチューブ内側
に吸い口が当たり取り出せません。
(横から取り出すボトルケージで
あれば可能)。シートチューブの
ボトルケージも同様です。
終わりに
自分の購入したバイクが持っていた
ボトルが入らなかったのが痛かった
です。試乗の時はボトルの取り付け
などしませんから・・。
気になる方はボトルの取り付け位置
などもショップのスタッフに確認
すると余計な出費を抑える事が
できますよ!