何度か毛嚢炎の話をしていましたが、
問題は深刻化しているかもしれない、
という感じです。
人差し指の第一関節くらいのしこりができた・・
2月に入ってまた会陰部(睾丸とお尻の
穴の間)周辺に毛嚢炎のような痛みが
出てきてしまい、市販の薬を使って
いたのですが、今回に限り全く腫れが
引く様子が見られません。
腫れが引くどころか、数日間で腫れの
大きさが人差し指の第一関節くらいに
なりました。
図にするとこんな感じです。
しこりがあるのが気になり、調べると
どうやらアテローム(粉瘤)の可能性が
出てきました。
アテローム(粉瘤・ふんりゅう、アテローマとも呼ばれます)とは、皮膚の下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称です。たまった角質や皮脂は袋の外には出られず、どんどんたまっていきますので、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。身体のどこにでもできますが、顔、首、背中、耳のうしろなどにできやすい傾向があります。やや盛り上がった数mmから数cmの半球状のしこり(腫瘍)で、しばしば中央に黒点状の開口部があり、強く圧迫すると、臭くてドロドロしたネリ状の物質が出てくることがあります。
日本皮膚科学会HPより
自分の場合、強く圧迫してもネリ状の
物質は出てきませんが、もう少し大きく
なれば出る可能性もあります。
治療法は手術が一般的。局所麻酔で日帰り手術も可能
炎症がある場合は抗生物質を投与すれば
痛みや腫れは収まるものの、根治には
なりません。完璧に治すなら手術が
一般的のようです。
強い炎症を伴う場合はすみやかに切開(表面の皮膚を少し切ること)して、膿みを外に出しますが、特に赤みや痛みを伴わない場合は、外科的切除手術(メスを使ってアテロームを表面の皮膚ごと切り取って縫ってしまう)をすることになります。巨大なものでなければ、局所麻酔の日帰り手術が可能です。また、へそ抜き法(くり抜き法)という簡単な手術法もあります。手術というと、女性ならずとも手術後の傷あとが気になるところです。アテロームの手術では、表面皮膚の切開は最小限にして、皮膚の下のアテロームのみを摘出することも可能ですので、皮膚の傷あとは小さく目立たなくすることができます。ただし、あくまでも良性腫瘍ですので、切除するか、しないかは御本人の自由意志です。しかし、放っておくと、炎症を起こしたり、非常に大きくなったりするものもあるので、ある程度以上の大きさになったものは切除したほうがよいでしょう。
日本皮膚科学会HPより
手術は保険が効くので3割負担で、
患部の大きさにもよりますが、
5,000円~15,000円ほどかかる
ようです。
粉瘤は皮膚の病気なので、まずは
皮膚科に行ってみてもらうのが
いいようです。しこりが本当に粉瘤
なのか、もしくは全く違うものなのか
専門医に判断してもらいます。
手術も皮膚科でできますが、傷口を
できるだけ目立たせたくない、という
人は形成外科で手術も可能です。
おわりに
幸運にも今はロードバイクのオフシーズン
なので、早めに皮膚科を受診して診てもらう
事にします。ただ地元の皮膚科はちょっと
恥ずかしいので隣町の皮膚科に行こうと
思っています。