ロードバイクのディスクブレーキには
160mmと140mmの2種類ありますが、
どっちを選んだらいいのかわからない、と
いう方に、YouTubeからディスクブレーキ
の効き具合を検証した動画を紹介します。
GCN Techでブレーキローターの効き具合を検証
直線道路を時速40Kmで走行し、あらかじめ
設定したポイントでフルブレーキングして、
制動距離を比較します。キャリパーを交換し
それぞれ3回走行して平均値を出します。
結果は以下の通り。
- 140mmローターでは8.7m、11m、8.2m(泣きの一回で7.8m)で平均8.9mの制動距離
- 160mmローターでは8.5m、6.8m、5.6mで平均6.9mの制動距離
160mmローターの方が2mほど制動距離が短い
歩行者の飛び出しや、前を走っている車が
急に左折した時など、とっさの急ブレーキ
で2mの差は大きいです。
初めてのディスクロードバイクのブレーキ
ローターは両輪とも160mmがおすすめです。
軽さ命の方は140mmローターと160mmのミックスをオススメ
自転車の重量が軽ければ軽いほど有利な
ヒルクライムの場合は140mmを使うのが
いいですが、ゴール後の下りが怖いな、と
いう方は、前輪のみ160mmにする、という
手もあります。下り時は前輪6:後輪4の
割合でブレーキングする事ができ、スピード
調整がしやすく、緊急時はお尻をサドルから
はずし、後輪に座るイメージでフルブレーキ
する事で、後輪の制動力をより高くし、
前輪がロックして前方に一回転落車を未然に
防ぐ事ができます。
ブレーキローターは迷わずデュラエースがオススメ
ブレーキローターのグレードを選ぶなら
迷わずデュラエースをオススメします。
シマノ ディスクローター SM-RT900 140mm センターロック ナロータイプ
アルテグラグレードのブレーキローター
に比べて2000円程度しか違わないので、
前後合わせても4000円追加するだけで
最高グレードのローターが手に入ります。
ブレーキ本体は価格差が大きいので
アルテグラの方がコスパがいいです。
おわりに
ブレーキの利きの違いは安全性に直結
するので、自分のスキルに応じて選ぶ
べきです。スピードが出るコースや
アップダウンが多いコースは160mm
が下りの安全性が違います。
ヒルクライムレースなど、軽量化が
勝敗を分けるような場合は140mm
がいいでしょう。
オールラウンドに使いたいなら、
大きさの違うローターを組み合わせて
使うのがいいです。