Vittoria is investing in a carbon-neutral facility that will double its bike tire production capabilities. https://t.co/sEHiEFB8p9 pic.twitter.com/tTlvNK0xuV
— BRAIN (@BicycleRetailer) October 6, 2021
ロードバイクのタイヤやホイールを
製造しているヴィットリアが、タイに
新工場を設立、その工場はカーボン
ニュートラルを重視した工場となる
との事です。
そもそもカーボンニュートラルとは?
「温室効果ガス排出量をできるだけ削減し、
削減できなかった温室効果ガスを吸収、
または除去することで実質ゼロにする事」
です。製造過程に必要な電力を太陽光など
再生可能エネルギーで補う、植林を行い
二酸化炭素の吸収量を増やす、火力発電が
必要な場合、化石燃料ではなく植物由来の
バイオマス燃料を使用する等があります。
タイの工場に2000万ドルを投資
ソーラーパネルや効率化された空調管理、
生分解性材料やリサイクル材料の使用を
増やすなど、ヴィットリアはタイの工場に
2000万ドルを投資して新工場を設立して
います。生産工程を効率化し、人員を追加
雇用する事で、生産効率が2倍になると、
関係者は期待しています。
カーボンニュートラルはコストが高いのが難点。その分製品の値上げに繋がる?
2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)に向けて、コストの課題があらためて浮き彫りになっている。日本に先行して目標を打ち出したEU(欧州連合)は複数のシナリオを描き、電力単価が3~7割上昇すると見込む。二酸化炭素(CO2)取引価格は14倍と大幅上昇する試算だ。コストの低減には研究開発の進展が必要としており、日本もイノベーション戦略の再構築に迫られる。
電氣新聞 2020年12月16日 記事より
再生可能エネルギーは化石燃料に
よる発電量に比べると出力には
まだ及びません。設備投資や維持
管理などのコストも高く、その負担は
製品の値段に反映されてくるでしょう。
おわりに
日本では2050年までに排出する二酸化
炭素と自然や設備投資で吸収する
二酸化炭素を差し引きゼロにする、と
発表しています。世界的にも同調する
動きがある事から、2050年までは、
製品の値上げが続く可能性があります。