ロードバイクに乗り慣れてくると、次の
目標は「速く走りたい」事になります。
他の人と走るときに置いて行かれたくない
大会に出ていい成績を収めたい等、様々な
理由があると思いますが、結局は「速く
なって心の中でドヤ顔したい」という
事です。
パワーメータートレーニングは展開に応じたトレーニングに適する
ペダルを漕ぐ力=パワーが自転車を進ませる
原動力です。
サイクリストが1時間維持できるパワーを
FTPといいます。FTP測定にパワーメーター
は不可欠です。この値を基礎にして一定
時間維持できる最大パワーを計算します。
短時間で爆発的なパワーを必要とする
ラストスプリント、同じパワーを長い間維持
しなければならないヒルクライムレース等
、パワーメータートレーニングは転換に
応じたトレーニングに適しています。
パワートレーニングバイブルに様々な展開
のトレーニング方法が記載されていますので
参考にしてみてください。
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パワーメータートレーニングは外ではなくローラー練習で行うのがいい
外は風や勾配の変化が常にあるので、一定の
パワーを維持する練習には向いていません。
パワーばかり気にしていると前方の注意が
おろそかになり事故につながりかねません。
ラストスプリントのような短距離でパワー
を出し切るような練習なら外の環境の影響
を受けにくいです。
ケイデンストレーニングは外の環境に左右されずペース維持にいい
ケイデンスを一定に保つ事を目的として
いるので、ペダルを漕ぐ力より長距離を
走る能力、持久力向上に向いています。
私がハムスタースピンの福田 昌弘さんの
オンライントレーニングを受講した際に
実走でのトレーニングで行うように助言
されて以降、実走は88~95回転しばり
10分走 5分インターバルを繰り返して
練習しています。パワーを維持しようと
すると体に力が入ってしまい、ペダリング
が乱れてしまいがちなので、ポジション
を維持するためにも効果的です。
ケイデンストレーニングが機材にお金がかからない
パワーを実走で測定するには専用の機器
(パワーメーター)が必要になります。
シマノ製(クランク込み)で約14万円と
気軽に購入は難しいです。
ケイデンストレーニングはサイクル
コンピューター(サイコン)があれば
可能で、キャットアイの無線式なら
Amazonで3,200円で購入できます。
今はバーチャルトレーニングも充実して
おり、サイクルコンピューターがあれば
仮想パワー値でパワートレーニングも
可能になっています。
正直、高いお金を出してパワーメーター
を購入するなら、そのお金でホイール
を購入したほうがいいでしょう。
終わりに
それぞれのトレーニングにも一長一短
あります。ただ費用対効果を考えると
ケイデンストレーニングの方が優れて
いるでしょう。