ローラー練習に使用するローラー台には
固定ローラー台と、非固定ローラー台が
あります。今回は非固定式のローラー台
について解説していきます。
固定式のローラー台との違いはロードバイク
をローラー台に固定しない事です。
前輪部に1〜2個、後輪部に2個のローラーが
あり、その上でペダリングします。
ローラーが3本の物を「3本ローラー」4本の
物を「4本ローラー」と言います。
ローラー台にタイヤや車体を固定しないのでバランス力を鍛えられる
ローラーの幅は大体50cmほどしかないので、
少しでもフラつくとローラーから車輪が
外れて落車してしまいます。フラつく原因は
ペダリングの乱れや重心のズレ、上体を
支えるのにハンドルに頼りすぎるためです。
非固定式ローラーで練習を続ければ左右に
フラつかず、すぐローラーの真ん中に戻る事が
できます。
これは実走やレースにおいては同じラインを維持
する力となります。同じラインを維持する事は、
後続の人が安全に走るための重要な技術です。
スプリントなどの瞬発力を鍛えるのは苦手
自転車がローラー台に固定されていないので、
前のめりになり重いギアを踏むスプリントの
ような高負荷のトレーニングには向いて
いません。体重が前にかかると簡単に前輪が
脱輪します。高負荷に耐える筋力を鍛える
のは固定ローラーの方が向いています。
固定ローラーに比べ、振動や音が大きい
前輪と後輪が回る為、固定ローラーに
比べて振動や音が大きいのが欠点です。
特にタイヤの細かい凹凸をローラーが
拾い、ローラー台の足から床に伝わり
建物全体に広がります。振動対策を
しないと、隣の部屋や上下の部屋に
洗濯機が動いているような感じで聞こえ
てしまい、トラブルの原因になって
しまいます。
対策としては洗濯機に敷く制振ゴムを
使うのがオススメです。
オススメの3本ローラー①ミノウラ R720 3本ローラー
前のローラー脇に前輪が左右に落ちない様に
ガードがついています。使用しない時は
無段階で調整できる長さ調整レバーを操作し
コンパクトにして収納できます(785mm)。
また乗り降りの際に足を置けるステップが
ついているので、初心者向けの3本ローラー
です。
オススメの3本ローラー②エリート クイックモーション 3本ローラー
ボトルケージで有名なエリートの3本ローラー
です。いいローラー台ですが、欠点として
ローラーとタイヤの摩擦により静電気が発生
します。またZWIFTに対応していますが、
自動で負荷は変わりません。
オススメの3本ローラー③グロータック GT-Roller T1 3本ローラー
グロータック (GROW TAC ) GT-Roller T1 3本ローラー
新興メーカーではありますが、画期的な
4本ローラーを生み出したグロータック
の3本ローラーです。4本ローラーで培った
ノウハウを3本ローラーにもフィードバック
しています。
グロータック (GROW TAC ) GT-eBox (GT-eSMART無線コントロールユニット)
グロータック (GROW TAC ) GT-ePower-T
また、別売の電子負荷ユニットを組み込めば
ZWIFTなどのバーチャルライドアプリで
コースに応じて自動で負荷が変わるスマート
トレーナー化が可能です。
オススメの3本ローラー④グロータック GT-Roller 4本ローラー
私が愛用している4本ローラーです。
通常は前輪に1本のローラーが2本になって
いるのが特徴です。それぞれのローラーは
ペダリングに応じて適度に動くので、
ダンシングをしても前に飛び出しづらく
なります。ローラーが2本になった事で
接地面が広くなって、ハンドリングも余裕が
あり、実走に近い安定感を実現します。
以前のブログでも特集していますので
そちらも参照ください
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【グロータック】4本ローラーは室内練習の必需品【最高】
こんにちは、yamadaiです。 この冬は暖冬とは言え、外の実走は厳しいものがありました。 路肩に寄せられた雪から雪解け水が出て水浸しになりますし・・。 そうなると室内でのローラー練習が主になります。 ...
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こちらもスマートトレーナー化が可能です
グロータック (GROW TAC ) GT-eBox (GT-eSMART無線コントロールユニット)
GT-ePower-Q (GT-Roller Qシリーズ用電子負荷ユニット)
おわりに
最初はふらついて全然乗る事ができません。
コツとしては下を見ずにまっすぐ前を見る、
ハンドルのフラット部分を握って上体を
起こしてしばらくペダリングして慣れる
事です。
この冬のトレーニングのお供にぜひご検討
下さい!