プロツアーでもタイヤの選択に変化が
見られています。
ホイールからタイヤまで作っているスペシャライズドだからできる事。「スペシャライズドは機材を提供する2チームでチューブラータイヤからクリンチャータイヤへの切り替えを検討中」 https://t.co/qJ9LJijLAA
— yamadai@ロードバイクに乗るアラフィフおじさん (@yamadai606) January 31, 2021
プロのレースで使用するタイヤは
チューブラータイヤ一択でした。
チューブラータイヤのメリットは・・
- タイヤをホイールに貼り付けて使うのでクリンチャーのホイールに比べ軽い
- スポークの穴がないので、路面からの衝撃で(リム打ち)パンクする事がない。
- 万が一パンクしても急激に空気が抜けない作りになっており安心して止まる事ができる
1秒を争うプロレースでは、パンクトラブル
が勝敗を左右する場面が何度もありました。
パンクしにくく、万が一パンクしても
急激な減圧で操作不能になる事を防ぐ
事ができるチューブラータイヤがプロ
レースで使われ続けてきた理由です。
技術進歩によりクリンチャー、チューブレスタイヤに脚光
アメリカメーカーであるスペシャライズドは
スポンサードする2つのチームで、自社が
開発したクリンチャータイヤとホイール
を提供して2021年シーズンはチューブラー
タイヤの使用を完全に中止する事で調整
しています。
Both of Specialized's sponsored WorldTour men's teams, Bora Hansgrohe and Deceuninck-QuickStep, are looking to ditch tubular tyres entirely for the 2021 season.「スペシャライズドが機材を提供しているボーラ・ハンスグローエ、ドゥクーニンク・クイックステップは2021シーズンにおいてチューブラータイヤを使用しない考え」(CYCLINGNEWSより)
技術の進歩により、チューブレスタイヤの
普及が進み、スペシャライズドでも
「S-WORKS TURBO RAPIDAIR」という
チューブレスレディタイヤ(シーラントと
専用リムテープを使ってチューブレス化
するタイヤ)を販売。既存のクリンチャー
タイヤも開発を継続し、2020年にはあえて
チューブレス非対応の超軽量ホイール
「ALPINIST CLX 」を発表しました。
今後はラテックスチューブ(天然ゴムを
使用したチューブで、弾性に優れ耐パンク
性能が高い)を使用したターボコットンと
RAPIDAIRタイヤのみを使用することを検討
しており、すでにターボコットンタイヤは
レースで使用され実績を残しています。
取り扱いのしやすさが一番使いやすいタイヤ
クリンチャー、チューブラー、チューブレス
すべてのタイヤを実際に使ってみましたが、
タイヤの取り付け、空気圧管理、パンク時の
対応など、取り扱いのしやすさはクリンチャー
タイヤが一番でした。実際の乗り心地は、
それらに比べれば二の次でもいいかと感じて
います。技術の進化で材質などもより洗練
され、重量や耐パンク性能も向上している
事から、取り扱いのしやすさで使用する
タイヤを選択してみてはどうでしょうか?