ロードバイクのイベント会場での盗難事件が
話題になっている。自分が被害者にならないよう
気をつける事はなんだろう?
目を離さない、常に手元に。
最大の防犯手段は「目を離さない、常に手元に」
です。数十万円するロードバイクが鍵もなく
ずらっと並んでいるのは、窃盗転売ヤーに
「じっくり選んで持っていってください」と
言う様なものです。同じチャリダーがそんな事
するわけない、と思いたいですが実際に事件が
起きてしまいました。
鈴鹿サーキットでロードバイク窃盗疑い 40歳男逮捕: 日本経済新聞 https://t.co/SrCNUBTnxR
— yamadai@十和田市でロードバイク関係のブログ4か月毎日更新中 (@yamadai606) July 1, 2020
窃盗犯というとこんなイメージですが・・。
しかし、今回の窃盗犯はサイクルジャージに
レーパン、と他の参加者と同じような恰好を
していたと考えられます。そしておそらく
犯人もロードバイクに乗っていて、ある程度
の知識を持っていたでしょう。警察の取り調べ
に対してこう供述しています。
「売却してお金を得るために盗みました」
「サーキットには盗み目的で行きました」
調べでは盗んだロードバイクを分解し
パーツごとにフリマアプリで販売して
いましたが、中には他の自転車の部品も
売られていたとの事。
どのロードバイクメーカーのフレームが
高く売れるか、最高グレードのホイール
がどれか分かったうえで、じっくり
見定めて犯行に及んだものと推測
できます。そんな犯人に対して中途半端な
対策は無意味です。大事なロードバイクは
自分で守るしかないのです。
どうしても離れる時はワイヤーロック
大会会場にはサドルをバーに引っ掛けるタイプの
ラックが用意されている事があります。
ワイヤーロックを持ち込んでおけば、バーに
ワイヤーを通してフレームを施錠する事が
できます。長さがあるワイヤーならホイールも
まとめてロックが可能です。手荷物の中に入れて
レース中は預けておき、レース終了後に受け取り
使用するようにすれば、かさばりません。
クイックリリースは工具で外すタイプに変更
フレームの次に高価なパーツであるホイール。
普段はパンク修理時に簡単に外せるように
レバー式のクイックリリースを使用する方が
ほとんどですが、その手軽さは窃盗転売ヤー
にも有利になります。ですから大会時は
手軽に外せない、工具が必要なタイプに
交換をオススメします。レバー式より
軽量化出来ることもメリットです。
これらの対応は窃盗を行おうとする
犯人が「これは面倒だ」と思わせ、
犯行を諦めさせるための抑止力に
なります。
万が一のために常に最新の状態を写真で保存
万が一のために手元に残しておきたい
情報は以下の通り。
- フレームやホイールのシリアルナンバー
- ロードバイクの全体写真
- 特徴ある傷や色の写真
フレームのシリアルナンバーはBBの
裏にステッカーで貼られている事が
多いです。
(画像は一部加工しております)
ホイールはリムに貼られていたり
ブレーキゾーン付近に貼られて
いる物もあります。
サイクルコンピューターも裏側に
シリアルが貼ってあります。
傷やステッカーなど、特徴ある部分も写真に
残しておけば、特定する材料に使えます。
終わりに
結局は自分の大事なものは自分で守るしか
ありません。それが高価なロードバイク
なら尚更です。世の中には色々な防犯
グッズがありますが、どれも完璧では
ないでしょう。自分の目が届く場所で
見守るのが一番です。