普段からロードバイクのメンテナンスで
使用しているチェーンオイル、ワコーズ
チェーンルブを紹介します。
ワコーズは和光ケミカルが販売するケミカルシリーズ
ワコーズは株式会社和光ケミカルの
ブランド名です。
もともとはアメリカの油脂メーカーの
輸入代理店でしたが、自社ブランド
「WAKO‘S」(ワコーズ)を立ち上げ、
モータースポーツ界で潤滑油メーカー
としての確固たる地位を築いています。
現在はモータースポーツ界にとどまらず
自転車用の潤滑油や洗浄剤も販売して
います。プロチームや大学自転車部の
サポートも行っており、その性能は
折り紙つきです。
ワコーズ チェーンルブ 水置換性 180ml
ワコーズのチェーンルブは、最初から
ノズルが装着されており、なくす心配が
ありません。(某556は使用する時に
ノズルを装着しなければならず、差し込む
時に勢いあまって溶剤を噴出させて
しまったり、ノズル自体を無くすことが
多い)ノズルは折りたたみが可能で、
使わない時は折りたたんでおけば
ノズルが曲がる事もありません。噴出口が
細いので、隙間にもしっかりオイルを
差す事ができ、オイルの量も節約する
事ができます。
ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤
スプロケットやピン・プレートの僅かな隙間にも強力に浸透します。■フッ素樹脂系固体潤滑剤を配合し、長期潤滑性・耐摩耗性・耐水性を持続します。■高粘着性ポリマーにより薄い被膜がチェーンに強力に密着。飛び散りにくいです。■錆の発生を抑制し、チェーンの寿命を延長します。■金属表面に付着している水分、湿気と置き換わり潤滑・防錆被膜を形成します。■チェーンの動きが軽くなり寿命も長くなります。■油溶解性に優れるので取り残した油汚れもキレイにし、潤滑被膜を形成します。また、継続使用で汚れを防止します。■チェーンに使用する樹脂・金属・ゴムに対応した処方の為、シールチェーン・ノンシールチェーンを問わず安心して使用できます。また、液が透明なので塗布後の美観にも影響がなく、カラーチェーンにも使用できます。
水置換性とは材料表面に残っている水分を弾き飛ばす性質
チェーンに注油するには、まず汚れを
落とさなければなりません。その為に
チェーンクリーナーを使いますが、
汚れを落とした後は必ず残っている
クリーナーを除去するために水洗いを
します。(そうしないと注油しても
クリーナー成分のせいで落ちてしまう)
水洗いをした後のチェーンはすぐに錆が
浮いてくるので注油は早めにしなければ
なりません。しかし、チェーンの隙間に
水分が残っているとオイルと水が反発
して注油の効果が薄れてしまいます。
ワコーズのチェーンルブには「水置換性」
成分が配合されています。
水置換性の働きは・・
- 金属表面から水分を引きはがす
- 水分が再付着するのを防止する被膜を作る
油分が抜けた金属はすぐに錆が浮いてきます。
ワコーズのチェーンルブはそれを防ぐ事が
できます。
他のチェーンオイルに比べて高いのが玉にキズ
同じく水置換性のあるチェーンオイルは
Az製があります。
AZ(エーゼット) チェーンルブ セミウェット スプレー 220ml
こちらも水置換性があり、量もワコーズ
より多く、値段は半額です。違いは噴出口
がワコーズに比べ太い事くらいです。
どれくらい持つ?
私の場合、大体1~2か月に1回洗車した
時にチェーンの洗浄や注油を行って
いますが、おおよそ1年で1本使い切って
います。チェーンに少量吹きかけ、指で
チェーンを動かすと少ない量で全体に
行きわたらせることができます。
実際使っているとチェーンのシャラシャラ音は軽減されている
ワコーズのチェーンルブの他に、Azや
フィニッシュラインの製品を使ってみて
ワコーズの方がチェーンの動く音が少ない
と感じました。注油してからある程度
走った後、砂や埃が付着しにくいのが
チェーンの動く音を軽減していると
思います。
おわりに
ワコーズはモータースポーツという過酷な
状況でマシンが性能を発揮できるよう、
高品質な製品を開発・製造しています。
値段は高めですが、それに見合った働きを
してくれます。