走りたい場所が自宅から遠い時は、
車に自転車を載せたり、輪行袋に
入れて電車で移動する事になります。
今回は車に自転車を載せる時の注意点を
解説します。
ホイールを外せばコンパクトに収納できる
ロードバイクはママチャリと違い、
ホイールを簡単に外す事ができます。
フロントフォークとホイールを固定して
いるパーツ(リムブレーキ車はクイック
リリース、ディスクブレーキはスルー
アクスル)を外すだけです。ホイールを
つけたままの全長がvengeのxsサイズで
おおよそ165cmですが、片方のホイールを
外して140cm、前後輪外せばおおよそ115cm
になります(ディスクブレーキローターを
ふくむ)。軽自動車でもワゴンタイプなら
後輪を外すだけで立てたまま載せられます。
車の中に載せる方法は4つ。メリットは2つ。
車の中に載せる方法として以下のやり方が
あります。
- ホイールを外して横にする
- 前後輪を外して立てかける
- 前輪を外して立てかける
- 前輪を外してフォークを固定用具で固定
車の中に載せるメリットは以下の通り。
- 雨などで汚れない
- 破損のリスクが少ない
車外に固定するキャリアを使うと、車内を
広く使えますが、雨やホコリ、前走車の
飛ばした小石などがロードバイクにぶつかり
汚れたり傷がつく、キャリアに載せる事で
全高や全長が変わった事を忘れて、ロード
バイクをぶつけてしまう恐れがあります。
ホイールを外して横に寝せる
車の振動で倒れたりする事がないので
安定した載せ方ですが、固定しないと
振動やカーブを曲がった時に動いてしまい
傷の原因やチェーンのオイル汚れが
カーペットやシートに付着する恐れが
あります。また広い荷室が必要になるので
他の人が乗れなくなります。
前後輪を外して立てかける
ホイールを前後輪とも外せば全長1m前後に
なるので狭い荷室でも載せる事ができます。
しかし、設置面がフロントフォークの先端
とフロントギアしか無くなるので、少しでも
揺れると倒れてしまいます。また、チェーン
が床に接触して汚れます。逆さまにして
ハンドルとサドルを下にすればチェーンの
汚れは床につきませんが、こちらもしっかり
固定しないとカーブで曲がったはずみに
倒れてしまいます。前輪だけを外すやり方
も同様です。
オススメはフォーク固定用具を使うやり方
前輪だけ外してフロントフォークを専用の
固定用具に固定すると、チェーンは床に接触
せず、多少の揺れでも倒れないのでオススメ
です。
MINOURA(ミノウラ) VERGO-TF2-WH(withホイールサポート)
ミノウラのVERGOと、GORIXの製品があり、
ミノウラの製品は購入してすぐ使えて、
安定性が高くオプションも豊富ですが、
それだけ高価です。
GORIX 自転車固定 フォークマウント 車載 室内保管 [ロードバイク・マウンテンバイク対応] SJ-8016
【固定用鍵穴付き】ホイールを外したフロント用フォークエンド用固定金具プロテクターホルダー。エンド金具自体がスタンドになりますが、ボルト固定用のホールが3箇所(2箇所は鍵穴タイプ)あるので ボルトへ掛けて固定したり直接ボルトで固定する事もできます。
【ロードバイク・マウンテンバイク対応】幅9cm~最大12cmまで広がる為、ロード用、MTB用両方どちらでも対応可能です。スルーアスクル仕様は12/15mm、ディスクロード用、MTB用両方どちらでも対応可能です。
【保管・車載時にも】輪行、車載をはじめ室内での保管やメンテナンス時にも活躍します。
【取り付け方】①両端ボルトを緩め、必要なエンド幅まで広げます。②前輪を取り外したフロントフォークのツメ部分にエンド金具を取り付けます。③フォークツメ部分に合わせ、両端ボトルを締めます。④エンド金具台座角度を決め、レバーを降ろしてロックします。【サイズ】幅:15.3×長さ:7.3×高さ:4.3cm 【重量】約270g
GORIXの製品は固定用具
だけの販売なので安いですが、土台の材料の
購入や加工が必要になります。
私が使っているのはGORIXの製品です。
土台にはホームセンターで購入した角材を
使い、ネジ台を含めて4000円で足ります。
これだけでも充分ですが、万が一事故った
場合、車に強い衝撃があると土台ごと
浮き上がり倒れてしまうので、紐などで
自転車のトップチューブを縛って固定した
方がいいです。
おわりに
せっかく楽しいライドの前にトラブルで
自転車が壊れてしまっては意味がないです。
車での持ち運びの際はしっかり固定して
トラブルを防ぎましょう