スポーツ医学の本を図書館で読んだ中で
ロードバイクに当てはまりそうな所を
抜粋してお伝えします。
トレーニングの3原理
トレーニングには3つの原理があります。
- 過負荷の原理
- 可逆性の原理
- 特異性の原理
過負荷の原理とは、効果を得るためには、
日常生活動作の強度以上でトレーニングを
しなければならない、という事です。
一定以上の強度でトレーニングを継続、
その都度、強度やセット数の増加、休息時間の
短縮などと組み合わせて負荷を漸次的に
増大させる事が必要になります。
可逆性の原理とは、トレーニングを中止した
場合、その効果は中止した時点から失われる
ので、継続的にトレーニングを行う必要が
ある、という事を表します。トレーニングを
中止した際に、効果が元に戻る時間は、効果
が得られるまでに要した時間で異なります。
短時間で得られた効果はすぐに戻り、長時間
かけて得られた効果は長い時間をかけて元に
戻ります。
特異性の原理とは、トレーニングの種類や
方法に対して特異的な効果が得られる、と
いう事です。例を挙げれば筋トレは筋力の
増強には効果的ですが、持久力の向上には
むかない、というものです。
トレーニングの6原則
トレーニングの原則は以下の6項目となります
- 意識性の原則
- 全面性の原則
- 専門性の原則
- 個別性の原則
- 漸進性の原則
- 反復、継続の原則
意識性の原則とは、トレーニングの目的を
意識して行う事で、獲得できる効果に差が
出るという事を表します。
全面性の原則とは、偏ったトレーニングでは
怪我や技術レベルの低下に繋がるので、偏った
トレーニングではなく、バランスよく鍛える
事を表します。
専門性の原則とは、競技に合った要素を
優先的に高める、という事を表します。
個別性の原則とは、年齢、性別、体力、技術
レベルなどに応じてトレーニングメニューを
作成して取り組む、という事を表します。
漸進性の原則とは、過負荷の原理と同じで
体力の向上に従って負荷も徐々に上がる必要
を表します。
反復性、継続性の原則とは、トレーニングは
規則的に、長期的なプランニングをして
行わなければ効果は見込めない、という事を
表します。
結論。他の人のトレーニングに惑わされず、コツコツ行こう
SNSでは色々な方がトレーニングの状況を
アップしています。それはあくまでその人
の能力にあったトレーニングのやり方で
あり、無理に行うとかえってオーバー
トレーニングになってしまいます。
理想的なトレーニングは、1つの目標を
設定し、それを達成するために必要な
能力はなにかを考え(ロングライドなら
持久力、ヒルクライムレースなら一定の
パワーを出し続ける筋力と心肺機能、
ロードレースなら、スプリントやアタックに
必要な筋力と長い距離を走る持久力など
総合的なパワー)、かつ伸ばしたい能力
のみに注力せずに休息や他の能力を伸ばす
メニューを目標を達成する時間を逆算して
こなす事です。目標がしっかりしていれば
その日のメニューがこなせなくても、違う
時に帳尻を合わせる事もできるでしょう。
自分もしっかり目標を設定しトレーニングを
行っていきます。
大会参加はコロナのせいで会社から県外移動を
制限されているので、ソロのロングライドに
なると思います。