欧米は既にアフターコロナへ移り、
あれだけ売れまくっていたインドア
トレーナー用品は売り上げに急ブレーキが
かかりました。バーチャルライドアプリの
ZWIFTも自社で開発していたインドアバイク
の凍結を発表、従業員を解雇しています。
そんな中、インドアトレーナーメーカーの
「SARIS」が連邦破産法の適用を申請した
とのニュースがありました。
ロックダウン終了とともに大量の在庫を抱えて経営が行き詰った。
SARISはダイレクトドライブ型の
スマートトレーナーからオーソドックスな
ローラー台を販売するメーカーです。
特徴的な製品として、既存のローラー台に
実走に近いドライブ感を提供するプラット
フォーム「MP1 Nfinity Trainer Platform」
を販売しています。
これらの製品はコロナ禍のロックダウン時
にはかなりの人気を誇り、創業以来の売上を
あげる事ができていました。
しかし、サプライチェーンの混乱が始まった
時に、ユーザーに商品をいち早く提供する為
製品の確保を最優先し在庫を自社で積み増し
した結果、ロックダウン終了時にそれが、
過剰在庫となって会社に大きな負担を強いる
事になったとの事。
「MP1 Nfinity Trainer Platform」は日本円で
173,800円とかなり高価で、アフターコロナで
外に走りに行くことができるようになれば
無用の長物、と見なされた可能性も・・。
海外情報誌によると、1年前のロックダウン
時に比べ、4倍近くの余剰在庫を抱えており
創業者であるクリス・フォーチュンは、
「財務上の問題から、事業の継続性を確保
するために、身売りという結論に達した。
売却手続きはすでに始まっており、
約60日かかる見込みである。」と声明を
発表しています。
おわりに
SARISの日本法人は公式HPでアメリカ
本社の動きに対してコメントを発表
しています。
今のところ事業撤退という事はないよう
です。